短編企画「DIVOC-12」三島有紀子監督チームに富司純子、藤原季節、蒔田彩珠、前田敦子ら結集!
2021年4月30日 06:00
12人の映画監督が参加して12本の短編を製作する「DIVOC-12」(読み:ディボック-トゥエルブ)は、藤井道人監督、上田慎一郎監督、三島有紀子監督という実力派がけん引するプロジェクトで、2021年に全国で公開される。同作を手がけるソニー・ピクチャーズはこのほど、三島監督が束ねるチームに富司純子、藤原季節、蒔田彩珠、中村守里、中村ゆり、高田万作、前田敦子が出演していることを発表した。
「DIVOC-12」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優が継続的に創作活動に取り組めるよう、ソニー・ピクチャーズが発足。「DIVOC」は「COVID」を反対に並べた言葉で、「12人のクリエイターとともに、COVID-19をひっくり返したい」という思いが込められている。
本プロジェクトの中核をなすのは、「新聞記者」の藤井監督、「カメラを止めるな!」の上田監督、「幼な子われらに生まれ」の三島監督。「成長への気づき」を掲げる藤井監督チームには志自岐希生監督と林田浩川監督と廣賢一郎監督、「感触」をテーマとする上田監督チームはふくだみゆき監督と中元雄監督とエバンズ未夜子監督、「共有」を題材とした三島監督チームには山嵜晋平監督、齋藤栄美監督、加藤拓人監督が参加する。
三島監督チームのラインナップが固まり、三島監督がメガホンをとる「よろこびのうた Ode to Joy」の主演を富司と藤原、山嵜監督作「YEN」は蒔田が主演し、中村守里が共演する。さらに齋藤監督作「海にそらごと」は、経験豊富な中村ゆりとオーディションを勝ち抜き銀幕デビューを果たす高田が主演。一般公募から選ばれた加藤監督作「睡眠倶楽部のすすめ」には、第43回山路ふみ子女優賞を受賞した前田が主演として参加する。
各作品に参加するキャスト陣の全文コメントは以下の通り。
新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、数々の映画製作が延期や中止になり、携わるスタッフ、俳優、関係者の仕事が無くなり生活に困窮しているのが現状です。そんな中、有志が映画製作に取り組むお話を頂き、喜んで参加させて頂きました。三島監督はじめ、スタッフがコロナ感染に神経を使い無事に撮り上がりました作品です。皆、映画が好きな人々が集まりました。皆の映画への情熱を感じて下さればこの上ない喜びです。
この作品のことを思い出そうとすると頭が真っ白になります。夢中でした。このコロナ禍において僕たち俳優もまた、とてつもない緊張感に晒されて生きています。いつ仕事がなくなるかわからない。新人が作品にチャレンジ出来る機会も減ってきたように思います。このプロジェクトで三島組に出逢い、頭が真っ白になるような喜びを味わいました。この映画は出逢いの映画でもあります。まさに僕にとっても出逢いとなった、この映画を届けたいです。
脚本を読んだ時、短い物語の中にも、沢山の意味が込められていると思いました。どんなに親しい仲でも、共有できない想いがあったり、自分にしか分からない気持ちの整理の仕方があったり。この作品を観てくださった方に、作品を通して伝えたいこと、が少しでも多く伝わったらいいなと思います。
コロナ禍で世界中が戦っている今ですが、作品作りを通して発信し続けることは大事なことだと、エンターテイメント界の一端にいる私も感じています。このプロジェクトに参加出来ること、感謝いたします。今回起用して下さった関係者の皆様、改めてありがとうございます。山嵜監督の『YEN』は短編映画ならではの洗練された脚本です。そこに自分がどんな風にはまっていけるのか、監督の期待に応えられるのか、楽しみながら試行錯誤して撮影に挑みたいと思っています。楽しみにしていてください!
以前の生活とは変化した昨今、沢山の過去の価値観の見直しを世界中がしている中で、孤独を感じる時も、新たな気付きがあったりする時もあります。こんな今だからこそ、人間のふとした優しさや温もりを感じられるような作品にしたい想いで、監督と沢山のお話をしながら作品に向き合っています。
初めて映画制作に参加させていただきます。今回の作品は、とても自分らしさを求められる作品だと思っています。立ち居振る舞いや後ろ姿だけで役の生い立ちまでを伝えられるような演技が出来るように、映画の世界の中に入り込みたいと思います。初めての経験ばかりで不安もありますが、とても楽しみです。自分の素を信じて、勝負したいと思います!!!! よろしくお願いします。
皆で力を合わせて、一つになって大きな作品を作るということが今、必要なことだと感じているので、このプロジェクトで監督3人がそれぞれチームを作って、新しい世界に導いてくださるのはすごく素敵なことだと思いました。加藤監督の作品に携わらせていただいてとても嬉しいです。
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