菅田将暉、セカオワFukaseの役作りに感服「一周回って、忘れていたこと」
2021年4月27日 16:32
売れない漫画家・山城圭吾(菅田)は、偶然目撃した殺人事件にインスパイアされた漫画でたちまち人気作家になるが、やがて漫画の内容を模した事件が続発。警察にマークされてしまう山城の前に、両角と名乗る男(Fukase)が現れる。両角こそが“キャラクター”のモデルとなった実際の殺人犯だった。
本作で初めて漫画家を演じた菅田は「もともと漫画大好きなので、あこがれの一部に触れられて、すごく楽しかった」と回想。人気漫画家・浦沢直樹氏が司会を務める番組「浦沢直樹の漫勉」も見て、役作りの参考にしたと明かした。
一方のFukaseは、演技初挑戦で殺人鬼という難役に挑み「言葉にできない衝動を表現するのに苦労した」。役作りのために、スーパーの包丁売り場に足を運び、セリフの練習をしたといい「もしも警備員に見つかり、捕まって『映画のセリフ練習していました』じゃあ、変なプロモーションになっちゃうので…(笑)。1度鮮魚売り場に戻ったりして、なるべく早くスーパーを出ました」と秘話を明かした。

この発言に対し、菅田は「すごく丁寧に役作りを考えているんだなと、新鮮でした。一周回って、忘れていたこと」と感服。「顔を突き合わせて、セリフを言おうとすると、体は震えてしまって。カメラが回っていないとき、話しかけていいのかなって不安もありました」(Fukase)、「そんな緊張しているようには見えなかった。挙動も役作りに見えたし、不気味さのプレイだと思った」(菅田)と異色の初共演を振り返った。
会見には菅田とFukaseに加えて、共演する高畑充希、中村獅童、小栗旬、原案と共同脚本を務めた長崎尚志氏、永井聡監督(「帝一の國」)が出席した。事件を捜査する刑事コンビを演じた中村と小栗は「隣人13号」以来の共演で、「刑事役はあまり経験がないが、小栗くんと一緒だと知り安心したし、心強かった」(中村)、「前回は“2人で1役”ですからね。今回もお兄ちゃんのように温かく包んでくれた」(小栗)と全幅の信頼を寄せていた。
「キャラクター」は、6月11日に全国公開。主題歌「Character」を、「ずっと真夜中でいいのに。」のACAね、Rin音、Yaffle(小島裕規)による限定コラボレーションが手がけている。
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