「ハリー・ポッター」シリーズのナルシッサ・マルフォイ役、英女優ヘレン・マックロリーさん死去
2021年4月20日 19:30

映画「ハリー・ポッター」シリーズのナルシッサ・マルフォイ役などで知られる英女優のヘレン・マックロリーさんが、52歳で死去した。バラエティほか米メディアが報じた。
マックロリーさんの夫で俳優のダミアン・ルイスは4月16日(現地時間)、自身のTwitterで「がんとの勇敢な闘いの末に、愛する家族や友人が見守るなか、ヘレンが自宅で安らかに息を引き取りました」と訃報を伝えた。「心から愛する彼女とともに人生を歩んでこられたのは、とても幸運なことでした。僕の可愛い人よ、空へと旅立っておくれ。いままで本当にありがとう」と深い愛情が伝わる悲痛なメッセージを綴っている。
英ロンドン生まれのマックロリーさんは、ウエストエンドを中心に舞台女優として活躍するかたわら、1994年の映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」でスクリーンデビュー。テレビドラマやインディペンデント映画にも多数出演した。ダイアナ元皇太子妃が急逝した直後の英国王室の内幕を描いた「クィーン」(2006/スティーブン・フリアーズ監督)では、当時の英首相トニー・ブレアの妻シェリー役を好演し、数々の映画賞にノミネートを果たした。
当初、「ハリー・ポッター」シリーズ4作目「不死鳥の騎士団」で死喰い人のひとりベラトリックス役を演じる予定だったが、妊娠したためにやむなく降板。代わりに6作目「謎のプリンス」(09)と最終章「死の秘宝 PART1」(10)、「死の秘宝 PART2」(11)で、トム・フェルトン演じるドラコ・マルフォイの母親にしてベラトリックス(ヘレナ・ボナム=カーター)の妹でもある魔女ナルシッサ・マルフォイ役を演じた。そのほかの映画出演作には、「ヒューゴの不思議な発明」(11)、「007 スカイフォール」(12)、「人生はシネマティック!」(16)などがある。
また、第1次世界大戦後の英バーミンガムを舞台に、実在したギャング集団の暗躍を描いた英BBCの大ヒット犯罪ドラマ「「ピーキー・ブラインダーズ」(13~)のポリー・グレイ役をはじめ、サム・メンデス制作総指揮によるゴシックホラー「ペニー・ドレッドフル ナイトメア 血塗られた秘密」(14~16)などテレビ界でも活躍。2020年には、ヒュー・ローリー主演のスリラー「Roadkill(原題)」とオリジナル版「クイズ$ミリオネア」をめぐるスキャンダルを描いた「Quiz(原題)」のミニシリーズ2作品で、主要な役どころを演じた。
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