スピルバーグが自身の少年時代を描く新作 ポール・ダノが父役で出演
2021年4月19日 21:00
スティーブン・スピルバーグが自身の少年時代を題材に描く新作映画に、ポール・ダノ(「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「ルビー・スパークス」)が出演することが明らかになった。米バラエティによれば、ダノはスピルバーグの父アーノルドをもとにした役柄を演じる。
アンブリン製作のタイトル未定の新作は、米アリゾナで育った1950~60年代のスピルバーグ少年と家族の物語。伝記映画ではなく創作を加えた内容で、ミシェル・ウィリアムズがスピルバーグの母役、セス・ローゲンが、スピルバーグが慕うおじ役を演じる。スピルバーグが監督のほか、2001年の映画「A.I.」以来久しぶりに自ら脚本も執筆。「ミュンヘン」「リンカーン」「ウエスト・サイド・ストーリー(原題)」を手がけた脚本家トニー・クシュナーが共同脚本を務める。
主人公はスティーブンではない別の名前になるとのこと。スピルバーグ自身の実話がどれほど盛り込まれるかは不明だが、友だちと8ミリ映画を撮り始め、両親の結婚生活が破綻していったアリゾナでの子ども時代は、スピルバーグに重要な影響をもたらしたと言われている。映画は今夏クランクインし、2022年に公開の予定。
ダノは、マット・リーブス監督、ロバート・パティンソン主演の「ザ・バットマン」で悪役リドラー役を演じており、同作は22年3月4日に全米公開が予定されている。
▽ph