「HiHi Jets」作間龍斗「ひらいて」で映画初出演 山田杏奈&芋生悠と歪んだ三角関係に
2021年4月19日 06:00

山田杏奈が主演を務め、芥川賞作家・綿矢りさ氏の小説を映画化する「ひらいて」に、ジャニーズJr.の人気ユニット「HiHi Jets」の作間龍斗、芋生悠、板谷由夏、田中美佐子、萩原聖人らが出演していることがわかった。作間は本作で、映画初出演を果たす。
原作小説「ひらいて」は、高校生による禁断の三角関係を通して、人間の根源的な愛を問う、文芸少女のバイブルとなった作品。恐れを知らない女子高生の熱い恋心が、勢いあまり、意中の彼の恋人にまで向けられるという、エキセントリックでありながらも切実な純愛を描き出している。映画版では、「なっちゃんはまだ新宿」「21世紀の女の子」で知られる、26歳の首藤凜が監督と脚本を担う。
高校3年生の木村愛(山田)は成績優秀で明るく、校内の人気者。そんな彼女は、同じクラスの「たとえ」に片思いをしている。クラスでも目立たない地味なタイプだが、寡黙さのなかに潜む聡明さ、どことなく謎めいた影を持つ「たとえ」に、愛は高1の時からずっと惹かれていた。ある日、愛は「たとえ」が、誰かからの手紙を大事そうに読んでいる姿を偶然見かけ、夜の学校に忍びこみ、手紙を盗んでしまう。手紙の差出人は、糖尿病の持病を抱える陰気な少女・新藤美雪。愛は初めて、ふたりが密かに交際していることを知る。やがて、自らの気持ちを隠して美雪に近づいていく愛。そこから愛と美雪、「たとえ」の絡み合った三角関係が始まり、事態は思いもよらない方向へと進んでいく。
ドラマ「DIVE!!」が放送中の作間は、クラスになじめない少年・西村たとえを演じる。「ソワレ」で注目を浴びた芋生は、たとえの秘密の恋人・新藤美雪役。愛とは正反対で、はかなく守りたくなるような魅力をまとった少女を体現する。さらに愛の担任・岡野屋役の山本浩司、国語教諭・藤谷役の河井青葉、養護教諭・守屋役の木下あかりが共演。板谷が愛の歪んだ感情に気付かない盲目な母・頼子、田中が美雪の母で、娘を愛情いっぱいに育てる泉、萩原がたとえの父で、抑圧的で暴力的な崇に扮する。
「ひらいて」は、今秋に全国公開。作間と芋生のコメントは以下の通り。
西村たとえ役を演じさせていただきました、「HiHi Jets」の作間龍斗です。この映画への出演のお話をいただいたとき、率直に驚きました。そして同時に、この役を演じ切ることが出来るのか、不安でした。しかし、素敵なキャストの皆さん、暖かいスタッフの皆さんに支えていただいたおかげで、撮影を乗り越えることが出来ました。僕は、「ひらいて」という作品が大好きです。学生時代特有の、自分が日に日に変わっていくような感覚。自分の人生ではありえないような話なのに、どこか共感できる。これがたとえを演じていてとても快感でした。皆さんにこの作品を見てもらう事が楽しみです。
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