米パラマウントの新「トランスフォーマー」、脚本家と監督が決定
2021年4月7日 23:00

米パラマウント・ピクチャーズが企画を進めている新「トランスフォーマー」で、Netflixドラマ「Marvel ディフェンダーズ」のマルコ・ラミレスが脚本を、プエルトリコ出身の新鋭アンヘル・ママヌエル・ソトが監督を務めることが決定したと、米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。
「トランスフォーマー」(2007)は、米玩具メーカー「ハズブロ」の人気玩具を題材に、「アルマゲドン」のマイケル・ベイ監督が映画化したVFX超大作。世界的な大ヒットとなり、シリーズ第5弾となる「トランスフォーマー 最後の騎士王」(17)まで製作された。18年にはスピンオフ「バンブルビー」(トラビス・ナイト監督)が公開されている。
「トランスフォーマー」ユニバースの拡大を図るパラマウントは、シリーズ最新作という位置づけで、「クリード 炎の宿敵」のスティーブン・ケイプル・Jr.監督によるタイトル未定の新作を22年6月24日の全米公開に向け準備するかたわら、「トイ・ストーリー4」のジョシュ・クーリー監督がメガホンをとる長編アニメ版「トランスフォーマー」も準備中だ。
対して本作は、「バンブルビー」も含めた本家シリーズとは設定も舞台も異なる単独作品になるとのことで、内容やキャストなどの詳細については現段階で不明だが、本家シリーズの製作陣であるロレンツォ・ディ・ボナベンチュラとドン・マーフィ、トム・デサントがプロデューサーを務める予定だという。
米FXの人気ドラマ「サンズ・オブ・アナーキー」やマーベル・テレビジョン制作によるNetflixドラマ「Marvel デアデビル」の脚本を担当したのち、「Marvel ディフェンダーズ」でショーランナーに昇格したラミレスは、サイモン・キンバーグとジョーダン・ピールが制作総指揮を務める米CBSオール・アクセスのリブート版「トワイライト・ゾーン」で企画・脚本・制作総指揮の3役を兼任した。
一方、数多くの短編映画を経て、社会風刺を盛り込んだ青春ドラマ「Charm City Kings(原題)」が昨年のサンダンス映画祭で特別審査員賞を獲得し、一躍ブレイクしたソト監督は先ごろ、DC映画「Blue Beetle(原題)」の監督に抜てきされたことでも話題を集めている。
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