日活ロマンポルノソフト50作発売　累計売上ランキング発表「奥様はお固いのがお好き」「10秒死なせて」を超える1位は？

2021年4月2日 11:00

1971年11月20日に「団地妻昼下りの情事」「色暦大奥秘話」の2作品が公開されてから、50年を迎えた日活ロマンポルノの新しい魅力を発信していく「ロマンポルノ50周年記念プロジェクト」の第2弾企画として、ブルーレイ＆DVDの50タイトルが発売される。

2016年の日活ロマンポルノ45周年を皮切りに、これまで高画質ブルーレイシリーズ（4620円）、初DVD化&初HDのDVD「ゴールド」シリーズ（3300円）、良作の廉価再発DVD「シルバー」シリーズ（2200円）の3種類の商品形態を中心とし、合計268タイトルを5年間でリリース。今年度（2021年7月～2022年3月）は新たに50タイトルを加え、合計318タイトルのラインナップ化を予定している。なお、ブルーレイは全タイトルがバリアフリー字幕（聴覚障がい者向け字幕）仕様となっている。

初ブルーレイ化作品は、同名ベストセラー小説を田中登監督が映画化し、後続するシリーズ作品が数々生まれた名作「女教師」、キネマ旬報ベスト・テンの邦画第10位に輝いた「実録阿部定」、中村晃子がロマンポルノに初主演した大作「待ち濡れた女」など名作をラインナップ。 DVDゴールドシリーズからは、記念すべきロマンポルノ第1作「色暦大奥秘話」（1971年11月20日公開）、最終作「ベッド・パートナー」（1988年5月28日）という2タイトルを同時リリース。さらに、日本初のスプラッタ作品「処女のはらわた」が50周年に華を添える。 DVDシルバーシリーズには、滝田洋二郎監督の「はみ出しスクール水着」や風祭ゆき主演の「ズームアップ暴行白書」など。

また、昨年度より新設された「ロマンポルノ・スピンオフシリーズ」のリリースも決定。1980年代にロマンポルノ本編と並行してVHSなどでリリースされた「生撮りシリーズ」と、1988年のロマンポルノ終了後、そのテイストを生かして企画製作されたビデオシリーズ「エロスVフィーチャー」という2つの派生作品の総称で、「エロスVフィーチャー」からは、武田久美子主演の「テクニカル・ヴァージン」をはじめとする6作品、「生撮りシリーズ」からは人気の志麻いづみ＆朝吹ケイトの主演の作品など入手困難だった8作品を2作品ずつ計4商品としてリリースする。

そのほか、ロマンポルノファンからのリクエストに応えた作品を追加。ブルーレイでは「花と蛇地獄篇」「チャイナスキャンダル艶舞」、DVDでは「ピンクのカーテン2」「モア・セクシー獣のようにもう一度」「処女のはらわた」などに加え、これまでブルーレイのみのリリースだった五月みどり主演「マダム・スキャンダル 10秒死なせて」「マダム・スキャンダル 10秒死なせて」の初DVD化を実現。スピンオフ作品では「新うれしはずかし物語」「熱艶シャワー朝からかけて南風ひろみ」「夜はエンドレス姫宮めぐみ」などが初DVD化される。

2021年4月現在、これまでのロマンポルノソフトの累計出荷数は26万5000枚を超え、邦画クラシック映画作品のブルーレイ＆DVDのパッケージリリースにおいて、記録的な販売数を更新している。累計ベスト20では、「白く濡れた夏」が1位となった。

今年度リリースされるすべての作品タイトル、発売月、作品詳細は、ロマンポルノ公式サイト（https://www.nikkatsu-romanporno.com/）で告知する。