待ち濡れた女

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解説

台風が近づいた日に、別れた夫から突然復縁を迫られ揺れ動く女の心理を描く。高橋揆一郎の原作「雨ごもり」の映画化で、脚本は「恋人たちの時刻」の荒井晴彦が執筆。監督は「美姉妹・喘ぐ」の上垣保朗、撮影は「子象物語 地上に降りた天使」の安藤庄平がそれぞれ担当。

1987年製作/96分/日本
配給:にっかつ

ストーリー

台風が近づき雨と風が強くなったある日、つやの住む山間の一軒家に別れたはずの夫・長吉がやって来た。浮気が原因で喧嘩別れした2人だが、4ヵ月たって長吉は復縁を迫ってきた。つやには戻る気はなかったが、長吉は5万円をそっと机の上に置いてその日は帰っていった。そのころ春生と典子の若いカップルが雨の中車を走らせていた。2人の表情はいくぶんこわばっていたが、ドライブの途中で別れ話がこじれ喧嘩になった際、引き逃げしてしまったのである。川原で車を捨て、駅に行ったが、折からの台風で電車が止まっているので、近くに宿を取った。翌日もつやは大雨の中やって来た長吉をむべもなく追い返したが、心は揺れていた。ぼんやりと道を歩いていたつやの後を春生がついて来た。さっき車を処分するところをつやは見てしまったのだ。春生は典子とのSEXに飽きて別れようとしているのだった。つやは春生を家に入れ、話を聞いてやった後に抱かれた。そのころ、長吉も駅前で足止めをくらい、近くスナックでママとねんごろになっていた。つやが長吉と別れたのは決して飽きたからではなく、嫌いになったからだった。翌朝春生は新聞で引き逃げされた被害者が意識を回復したことを知った。彼はつやと寝たことで売春をした典子を許せる気持ちになっていたが、今度は彼女のほうが別れたいと言った。飽きたのではなく、嫌いになったのだという。激しい風雨をもたらした台風もそろそろ通り過ぎようとしていた。つやは家で仏壇に向かってお経をあげていた。そばには長吉が手持ちぶさたにしている。正座しているつやの足の裏を見ながら、長吉はちょっかいを出した。つやは「お願い。やめてください」と言ったが、長吉はかまわず尻を撫で、胸をまさぐっている。そして、2人は体を合わせるのだった。

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