ズームアップ 暴行白書

劇場公開日:

解説

理由もわからず暴走族集団にレイプされる人妻と背後に隠されたサスペンスを描く。飯干晃一の原作の映画化で、脚本は「密猟妻奥のうずき」のいとあきお、監督は「女教師のめざめ」の藤井克彦、撮影は「遠雷」の安藤圧平がそれぞれ担当。

1981年製作/69分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1981年10月9日

ストーリー

実業家の夫の後押しで、脇村塔子は深夜放送のパーソナリティを趣味でしている。ある夜、車で局へ向う塔子は暴走族に襲われ輪姦された。その中には一人の女が含まれていた。スタジオに入った塔子は、その日も“お手伝いさん”という女性から“怨み節”のリクエストを受ける。このリクエストは放送毎に来ていた。塔子は夫の脇村と、お手伝いの伊佐子の三人で大邸宅に住んでいる。脇村はヤリ手で、塔子とは二十歳も離れており、お互い過去を承知で結婚していた。脇村が海外出張することになり、塔子は伊佐子と二人になった。ある夜、例の暴走族がやって来た。あの中にいた女は伊佐子だった。早川という若者が、塔子に聞こえよがしに伊佐子とセックスしている。塔子は伊佐子の過去を調べた。そして、彼女は、脇村が仕事の関係で破産に追いやったある会社の社長の娘で、今、住んでいる邸宅も伊佐子たちの家だった。憤然とする塔子。“怨み節”のリクエスト主も伊佐子だった。ある日、伊佐子はすべてをバラし、塔子に金と肉体を要求した。塔子は受け入れ、早川のなすがままにさせる。脇村が帰って来た。塔子は経過を話し、救いを求めるが、脇村は冷たい笑いを浮かべるだけだ。脇村はすべてを知っており、早川、伊佐子をヨットに呼びパーティを催した。自棄的に参加した塔子は乱行する脇村にナイフを突き立てる。“怨み節”のメロディーが流れていた。

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