父親は、連続殺人鬼なのか…少年の心に芽生えた疑念 「荒野にて」チャーリー・プラマー主演スリラー、6月11日公開
2021年3月25日 17:00
16歳の少年が、父親を連続殺人鬼ではないかと疑い、様々な秘密が明らかになっていくさまを描いたサスペンススリラー「The Clovehitch Killer(原題)」が、「クローブヒッチ・キラー」の邦題で、6月11日に公開されることが決定した。「ゲティ家の身代金」で注目を集め、「荒野にて」で第74回ベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞したチャーリー・プラマーが主演を務める。
物語の主人公タイラーは、信仰を重んじる小さな町の、貧しくも幸せな家庭で暮らしている。ある日、ボーイスカウトの団長を務め、町での信頼も厚い父親ドンの小屋に忍びこんだタイラーは、猟奇的なポルノや不穏なポラロイド写真を発見。調べを進めていくにつれ、10年前に発生し、未解決となっている「巻き結び(クローブヒッチ)連続殺人事件」の犯人がドンなのではないか、という疑念が芽生える。タイラーは、同じく事件を追う少女カッシに協力を求め、真相を究明しようとする。
10代の若者を主人公にしたジュブナイル映画や、ホラーとスリラーの要素がつまったスラッシャー映画は、「E.T.」「グーニーズ」「スタンド・バイ・ミー」「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」など数多く製作され、1980年代のアメリカで黄金期を迎えた。そうした系譜にあるドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」や「サマー・オブ・84」に続く本作は、家族への信頼と疑い、小さなコミュニティにおける人間関係が奏でる不協和音などを描き出し、衝撃的な結末が、純真無垢な少年時代の終わりを痛烈に焼きつける。
あわせて予告編とポスター、場面写真8点も一挙にお披露目。映像では、猟奇的な巻き結び連続殺人事件の断片が切り取られ、タイラーがダンへの疑念を募らせていくさまを、静かだが緊張感たっぷりに活写。ポスターは、事件の鍵となる血がにじんだロープとともに、タイラー、ダン、カッシの表情をとらえている。
ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」のディラン・マクダーモットが、父親ドンを怪演。「パニッシャー」のサマンサ・マシスが母親、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のマディセン・ベイティがカッシを演じる。新鋭ダンカン・スキルズがメガホンをとった。
「クローブヒッチ・キラー」は、6月11日から新宿武蔵野館で公開。