ロバート・パティンソン×ウィレム・デフォー A24製作スリラー「ライトハウス」7月公開
2021年3月11日 12:00

ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーがダブル主演を務め、気鋭の映画スタジオ・A24とロバート・エガース監督(「ウィッチ」)がタッグを組んだスリラー「The Lighthouse」が、「ライトハウス」の邦題で、7月に公開されることがわかった。1890年代、米ニューイングランドの謎めいた孤島にやって来たふたりの灯台守が外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていくさまを、美しいモノクロームの映像で描き出す。
本作は、第72回カンヌ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞し、第92回アカデミー賞の撮影賞にノミネート。北米では8スクリーンで上映がスタートし、ミニシアター系の作品としては異例となる1000万ドル以上の興行収入を記録した。
1801年に英ウェールズで実際に起きた事件がベースとなっており、ほぼ全編に渡り、パティンソンとデフォーのふたりだけで物語が進行する。人間の感情をより際立たせるモノクロームの映像や、かつてサイレント映画の時代に隆盛を誇ったスタンダードサイズのスクリーンが、“シネマティックな映像美”を実現。緊迫感を増大させる音響にもこだわり抜き、極限状態に置かれた人間たちの、おぞましくも美しい狂気のドラマを創出した。
「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督は、本作を「エガース監督の最高傑作。ハーマン・メルビルや、H・P・ラブクラフトやサミュエル・ベケットのような、漠然とした密度と実存主義を感じる。ダークな快感、エネルギー、モノクロに満ちた、辺獄での2人の魅惑的な俳優による演劇」と評する。さらに「ミッドサマー」のアリ・アスター監督は「並外れた映画。非常に美しく、ユニークで、そして本当に面白い」と絶賛し、「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」のライアン・ジョンソン監督は「皆さん、『ライトハウス』を見に行って! 素晴らしい」とコメントを寄せている。
あわせてお披露目されたポスタービジュアルでは、灯台守のイーフレイム・ウィンズロー(パティンソン)とトーマス・ウェイク(デフォー)の背後に、彼らが狂気の世界へ足を踏み入れるきっかけとなる灯台がそびえ立ち、「謎が、満ちてゆく」というキャッチコピーが不穏な空気を醸し出している。耳障りなサイレンの音が響く特報では、暗闇に煌々と光る灯台が活写され、ふたりを待ち受けるミステリアスな運命を否応なしに予感させる。
「ライトハウス」は、7月に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
(C)2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
“愛と性”を語ることは、“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「アバターF&A」「楓」「ズートピア2」などを“500円”で観る!
【正直、使わないとめっっっっちゃ損】絶対に読んでから観に行って!!!!!!!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中…
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」些細なケンカが…まさかの大事件へ
提供:ハピネットファントム・スタジオ