西島秀俊、濱口竜介監督作「ドライブ・マイ・カー」に主演！　三浦透子、岡田将生、霧島れいかが共演

原作は、村上氏の短編小説集「女のいない男たち」（文春文庫刊）に所収された「ドライブ・マイ・カー」。妻を失い、喪失感のなかで生きる舞台俳優であり、演出家の家福悠介（かふく・ゆうすけ）と、寡黙な専属ドライバー・渡利みさき。愛車サーブを通して出会った孤独な2人が、一筋の希望にたどり着くまでを描く。

西島が演じるのは、愛する妻を失った舞台俳優の家福。「村上春樹さんの短編を濱口竜介監督が映画化する。その話を聞いた時、非常に興奮しました」と振り返り、「濱口監督による熱のこもった脚本は想像以上に素晴らしく、いまを生きる多くの人の心に寄り添う作品になっていると確信しています」と思いの丈を述べている。

三浦は、家福の愛車サーブを運転する、寡黙でありながら芯のあるドライバーみさき役として参加。撮影では、実際にサーブを運転していたようだ。「私が演じたみさきという女性は、自分の足で立って、仕事をして生きていく覚悟のある人です」と説明する三浦。「彼女の姿勢から、私はたくさんのことを学びました」と話している。

岡田は、物語を大きく動かすキーパーソンの俳優・高槻役、霧島は秘密を抱えたままこの世を去る家福の妻・音役として登場。「僕にとってこの現場は忘れられない、忘れたくない現場になりました」（岡田）、「濱口監督の演出はとても不思議で、リハーサルを含め今まで味わったことのない心地良い緊張感と静けさで、『音』という人物に近づけてくれました」（霧島）とコメントを寄せている。

「ドライブ・マイ・カー」は、今夏に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。キャスト、濱口監督のコメントは以下の通り。