50人の米軍兵VS300人のタリバン兵! アフガンでの“最悪の戦闘”描く「アウトポスト」3月公開
2021年1月18日 15:00
アフガニスタンでの“最悪の戦闘”といわれた実話を映画化した「The Outpost(原題)」が、「アウトポスト」の邦題で、3月12日から公開されることが決定した。
ジェイク・タッパー氏のノンフィクション小説「The Outpost:An Untold Story of American Valor(原題)」をベースに、2009年、アフガニスタンの山奥に設置された前哨基地で勃発した「カムデシュの戦い」の知られざる実話を描く。舞台となったのは、アフガニスタン東部、パキスタンとの国境付近に位置する米軍のキーティング前哨基地。夜明け前、タリバンの戦闘員300人以上による襲撃を受け、約50人の米軍兵が圧倒的な勢力を誇るタリバン兵による組織的な猛攻撃に立ち向かった。
米軍の補給経路を維持するための重要拠点・キーティング前哨基地。派遣されてきたロメシャ2等軍曹たちは、その地をひと目見て驚がくする。そこには、基地としての致命的な欠陥が存在していたからだ。四方を険しい山に囲まれた谷底に位置しており、敵に包囲されれば格好の的となる。つまり、防御面からすると圧倒的に脆弱なのだ。
もし、圧倒的多数の敵に囲まれたら――彼らの日常は文字通り、死と隣り合わせだった。そして、ついに恐れていたタリバン兵の総攻撃が開始された。それは後に「カムデシュの戦い」と呼ばれる、アフガニスタン紛争で最も過酷な激戦の幕開けだった。
本作には、「ワイルド・スピード ICE BREAK」「パシフィック・リム アップライジング」といった大作への出演が続くスコット・イーストウッド、「ゲット・アウト」「スリー・ビルボード」などで強烈なインパクトを残したケイレブ・ランドリー・ジョーンズら次世代スターが出演。また、オーランド・ブルーム、ジャック・ケシー、マイロ・ギブソンらも参加している。
監督を務めたのは、「ザ・コンテンダー」のロッド・ルーリー。「エクスペンダブルズ」「エンド・オブ・ホワイトハウス」「ハンターキラー 潜航せよ」の製作陣とタッグを組み、実際の戦闘に参加した本物の兵士までもキャスティング。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」では、満足度92%(1月12日時点)の高評価を獲得している。
「アウトポスト」は、3月12日から東京・新宿バルト9ほか全国公開。