アフガンで米兵が一般市民を殺害 “殺人部隊”の真実を描きA24が全米配給「キル・チーム」1月22日公開

2020年12月7日 17:00


日本版アートワーク
日本版アートワーク

アフガニスタンで米兵が一般市民を殺害していたという実話を基に描き、全米配給権をA24が獲得し話題となった映画「THE KILL TEAM(原題)」が「キル・チーム」の邦題で2021年1月22日に公開される。このほど日本版アートワークと予告編が公開された。

ドキュメンタリー作家として2度のアカデミー賞ノミネートを誇る俊英ダン・クラウスが、2010年に起きた事件を題材に手がけたドキュメンタリーを自ら劇映画化。俳優陣は軍隊でトレーニングを受けたうえで撮影に入るなど、実話に基づく唾棄すべき戦争の暗部を徹底したリアリズムで描く。

主演を努めたのは、アメリカ版「Death Note デスノート」の主演で知られる若手実力派俳優ナット・ウルフと「ターザン:REBORN」などハリウッド大作でも活躍のスウェーデンの人気俳優アレクサンダー・スカルスガルド。理想に燃える若き兵士と、戦場のリアルを知るが故に自らを正当化し殺人に手を染めてゆく“英雄”という対照的な役柄を、見事なコントラストと圧倒的説得力をもって演じ切った。

正義感と愛国心に燃えアフガニスタンに渡ったアンドリュー(ウルフ)。現地では地元住民を取り調べるばかりの退屈な日常が続いていた。だがある日、上官が地雷を踏んで爆死するのを目の当たりにする。代わりに赴任してきたのは、歴戦の猛者として名高いディークス軍曹(スカルスガルド)だった。しかし尊敬すべき軍人であるはずのディークスは、治安を守るためと称して証拠もなく民間人を殺害し続けていた。その事実を知ってしまったアンドリューは、捨てきれない軍人ディークスへの畏敬の念と良心の呵責に苛まれてゆく。

2021年1月22日からヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開。

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