Netflix、2021年は毎週新作映画を配信 計71作品を製作
2021年1月14日 20:30

Netflixが2021年の映画作品のラインナップを発表した。ミュージカルからアクション、ロマコメまであらゆるジャンルを網羅した計71作品で、毎週1本以上の新作映画が配信されることになる。
ガル・ギャドット、ドウェイン・ジョンソン、ライアン・レイノルズ共演のアクション大作「レッド・ノーティス(原題)」をはじめ、ザック・スナイダー監督のゾンビ映画「アーミー・オブ・ザ・デッド」、ジェニファー・ローレンス、レオナルド・ディカプリオ、ティモシー・シャラメ、ケイト・ブランシェット、クリス・エバンス、メリル・ストリープ、ジョナ・ヒルといった豪華キャスト共演の「Don’t Look Up(原題)」(アダム・マッケイ監督)など、注目作が目白押しだ。
Netflixは、15年の「ビースト・オブ・ノー・ネーション」(キャリー・フクナガ監督)をきっかけにオリジナル長編映画の製作に着手し、その後、徐々に製作本数を増やしてきた。有名クリエイターの勧誘に次々と成功し、量産体制を整えることができたのは、3年前に映画部門のトップに就任したスコット・ステューバー氏の功績と言われている。
ステューバー氏は、ユニバーサルを拠点に数多くの映画作品をプロデュースしたほか、ユニバーサル・ピクチャーズの副会長も務めており、有名クリエイターとの太いパイプを持つことでも知られている。
今回のラインナップ発表にともない、ステューバー氏は米Deadlineの取材で、「3年が経過し、まだまだやることは残っていますが、これまでの進展に満足しています」とコメント。「3年前は、どうやってトップの映画監督やスターにNetflixで働いてもらうかということに取り組んでいましたが、いまでは、レオ、メリル、レジーナ・キングの新作があります。ハル・ベリーの監督デビュー作もあります。パオロ・ソレンティーノ監督(『グレート・ビューティー 追憶のローマ』)やジャン=ピエール・ジュネ監督(『アメリ』)らによる素晴らしい外国語映画もあります。ユニバーサル時代で気に入っていたのは、『ビューティフル・マインド』『ワイルド・スピード』『アメリカン・パイ』などいろいろな映画を手がけることができたことでした。それがいま、Netflixで実現できています」
Netflixは全世界に約1億9300万人の有料会員を抱える動画配信最大手。Disney+やHBO Maxなど米メディア企業が相次いで動画配信サービスを立ちあげるなか、大量のオリジナルコンテンツでリードを広げようとしている。
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