ジョン・ラセター率いるスカイダンス・アニメーション、長編アニメ2本をAppleに売却か
2020年12月22日 11:00

スカイダンス・アニメーションが、製作中の長編アニメ映画「ラック(原題)」(2022年2月18日全米公開)と「スペルバウンド(原題)」(22年11月11日全米公開)を、Appleに売却する方向で交渉を行っていると、米Deadlineが報じた。
スカイダンス・アニメーションは、「ミッション:インポッシブル」シリーズや「トップガン マーヴェリック」などをパラマウントと共同で手がけるスカイダンス・メディアが2017年に立ち上げた新興アニメスタジオ。セクハラ騒動でピクサーを退職したジョン・ラセターがクリエイティブ面で指揮を執っていることで知られる。
「ラック(原題)」と「スペルバウンド(原題)」は、パラマウント作品として準備されていたが、現在、スカイダンスはAppleと交渉を行っているという。うまくいけば、Apple TVの+オリジナル映画として世界配信されることになるという。
「ラック(原題)」は、とびきり不運な少女が、幸運と悪運の世界に足を踏み入れたことをきっかけに、クリーチャーたちの力を借りて、運よりも強力な力を暴くことになるというストーリー。ラセターが製作総指揮を務めた「ティンカー・ベルと輝く羽の秘密」(12)、「ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船」(14)を手がけたペギー・ホームズが監督する。
「スペルバウンド(原題)」は、ファンタジー世界を舞台に、王国を分断する呪いをやぶろうとする少女の物語。脚本は、実写版「ムーラン」のローレン・ハイネック&エリザベス・マーティンと、「マレフィセント」のリンダ・ウールバートンが執筆、「シュレック」のビッキー・ジェンソンが監督を務める。ミュージカル映画となるようで、作曲を「アラジン」などの巨匠アラン・メンケン、作詞を「塔の上のラプンツェル」のグレン・ステイターが担当する。
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