金曜ロードSHOW!で「パラサイト 半地下の家族」地上波初放送! 神木隆之介が新吹き替え版に参加
2020年12月18日 04:00
ポン・ジュノ監督作「パラサイト 半地下の家族」が、日本テレビ系の「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送されることが決定。「金曜ロードSHOW!」の“35周年記念作品”として、2021年1月8日に本編ノーカット放送。オリジナル吹き替え版での放送となり、神木隆之介が声優として参加していることがわかった。
「パラサイト 半地下の家族」は、第72回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞をはじめ、世界各国の映画祭を席巻。第92回アカデミー賞では、アジア映画として史上初となる作品賞を受賞したほか、監督賞、脚本、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の4部門に輝いた。日本でも公開直後から話題となり、47億円を超える興行収入を記録している。
キム一家は家族全員が失業中。“半地下住宅”で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく。
吹き替え版の声優は、楽天的な父親・ギテク(ソン・ガンホ)を山路和弘、大学入試に失敗し続ける長男・ギウ(チェ・ウシク)を神木、元ハンマー投げの選手だった母親・チュンスク(チャン・ヘジン)を津田真澄、美大志望の長女・ギジョン(パク・ソダム)を近藤唯が担当。そのほか、裕福なパク一家の人々には、ヨンギョ(チョ・ヨジョン)役を恒松あゆみ ドンイク(イ・ソンギュン)役を東地宏樹、ダへ(チョン・ジソ)役を早見沙織、ダソン(チョン・ヒョンジュン)役に小林由美子が息吹を注ぐ。
ギウ役の神木は「今まで声で参加させてもらった作品では、僕の出す声の色がついていましたが、今回はそれをあえて抑えて、今までにない声の出し方に挑戦させて頂きました。やった事がないチャレンジだったので不安もありつつ、どんな出来上がりになるかとても期待しています」とアフレコの感想を述べ、作品の魅力に言及した。
神木「起承転結の転の部分です。坂道を岩がゆっくりと転がり出すと思ったら止まらずに転がる予想だにしないストーリー展開。計算と伏線がいっぱい張り巡らされ、綿密に作られていて、先が読めません。『えっ! こういう終わり方なんだ…』と唖然とする一方で、最後は希望を見せてくれる部分もあります」
お気に入りのセリフは「父ギテクの『計画通りいかないのが人生だ。だから人間計画すべきじゃない。計画がなければ失敗することもない…』というセリフです。世の中、自分の思い通りいかないのが当たり前で、失敗しないための逆転の発想がすごいなと思いました」と回答。
また、注目のキャラクターは「妹ギジョンです」と告白。「僕も(妹ではなく)姉ですがきょうだいがいるので、会話の雰囲気など息のあった本当に兄妹な感じがとてもいいなと思いました。気を使ってない兄妹の距離感、苦楽を共にした関係性が少しうらやましかったです。姉は結婚していて最近はあまり会話できていないのですが、たまには話してみたいなと思いました」と語った。
神木「映画自体、素敵な映画で、何度見ても『伏線の回収の仕方が見事だなあ!』という思いは色あせません。是非、字幕以外の形でみなさんに見て楽しんで頂けたらうれしいなと思います!」
「パラサイト 半地下の家族」(オリジナル吹き替え版)は、2021年1月8日の午後9時~午後11時34分に「金曜ロードSHOW!」で本編ノーカット放送(放送枠40分拡大)。
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