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ピクサー作品に感動するのはなぜ? 世界中を虜にする“究極のメソッド”とは

2020年12月5日 22:00

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新作「ソウルフル・ワールド」には、どんな感動が待っている?
新作「ソウルフル・ワールド」には、どんな感動が待っている?
(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

ディズニー&ピクサーの新作「ソウルフル・ワールド」が、12月25日からDisney+で配信される。ディズニー&ピクサーといえば、これまで「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「リメンバー・ミー」など、見る者の涙を誘う数々の名作を世に放ってきた。なぜ同社の作品は、こうまで感動できるのか? その裏には、感動作を生み出すための“究極のメソッド”があった。

そのメソッドとは、一言でいえば“リアルな人生経験を描く”ということ。制作陣が実際に経験したことや、そこで生じた気持ちなどを物語に盛り込んでいくのだそう。例えば「トイ・ストーリー」では、子どものころに遊んだおもちゃたちとの記憶がアイデアの種。「カールじいさんの空飛ぶ家」では最愛の家族との日常、「インサイド・ヘッド」では思春期を迎えた娘への思いが物語の核となっている。世界中の誰もが味わう“ささいな日常”にあるものだからこそ、子どもから大人まで多くの人が共感できる作品に仕上がるのだ。

画像2(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

では新作「ソウルフル・ワールド」には、どんな人生経験が込められているのだろうか? 物語の主人公は、ジャズピアニストを夢見る音楽教師ジョー。米ニューヨークでもっとも有名なジャズクラブで演奏するチャンスを手にし、浮かれ気分で街を歩いていたところ、誤ってマンホールに落下してしまう。

目を覚ましたのは、生まれる前に「どんな自分になるか」を決める“魂(ソウル)の世界”だった。青くてかわいらしい“ソウル”の姿になったジョーは、自分のやりたいことが見つけられずと何百年もソウルの世界に留まっているソウルの22番と出会い、夢や情熱といった“人生のきらめき”の素晴らしさを伝えようと奮闘する。

監督は、「カールじいさんの空飛ぶ家」「インサイド・ヘッド」でアカデミー賞の長編アニメーション賞に輝いたピート・ドクター。“本当の自分に向き合う”というテーマを描いたドクター監督は、「23年の歳月をかけて製作した」としたうえで、「僕は日常生活のなかで興味を持ったことを、作品として語っていきたい。アニメーション作品は製作期間が長いこともあって、面白いと思えるものじゃないと、物語を作ることができないんだ。幸運にも、世界で最も才能ある人たちと一緒に仕事ができているから、いろんな人の人生経験や感じてきたことなどを取り入れて作品を完成させているんだ」と語っている。

ソウルフル・ワールド」は、12月25日午後5時からDisney+で独占配信。

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