「ハリー・ポッター」スネイプ役アラン・リックマンさんの日記が書籍化
2020年11月26日 11:00
「ハリー・ポッター」シリーズのセブルス・スネイプ役で知られ、2016年に他界した英俳優アラン・リックマンさんの日記が、22年に書籍化されることになった。英ガーディアン紙が報じている。
1946年に英ロンドンで生まれたリックマンさんは、王立演劇学校を経て、英舞台俳優として活躍。85年にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「危険な関係」で注目を集め、88年の大ヒット映画「ダイ・ハード」で映画デビュー。同作の冷酷無比なテロリスト役でブレイクし、91年の「ロビン・フッド」でも悪役を演じた。一方で、「愛しい人が眠るまで」(1991)、「ギャラクシー・クエスト」(1999)、「ラブ・アクチュアリー」(2003)などで役柄の幅を広げることに成功。世界的な大ヒットシリーズとなった「ハリー・ポッター」において、セブルス・スネイプを好演している。
リックマンさんが日記を書きはじめたのは映画俳優としての活躍をはじめた90年代初頭で、当初から書籍化することを念頭に置いていたという。内容は、映画撮影やプライベート、大好きだった演劇鑑賞にまで及び、2016年にすい臓ガンで他界する直前まで書き続けられていたという。
1965年からリックマンさんと交際し、2012年に結婚した妻リマ・ホートンさんは「日記は俳優としてのアラン・リックマンだけでなく、ユーモアセンスや鋭い観察力、職人技、芸術への献身など、本当のアランを露わにしています」と日記の内容を説明している。
権利を獲得した英Canongate Booksは、22年秋に「The Diaries of Alan Rickman(原題)」と題して出版するという。