12月3日「国際障害者デー」無料オンライン映画祭開催 「37セカンズ」の鑑賞サポート付特別上映も
2020年11月26日 09:00
日本財団主催の「True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭 世界はいろいろだから面白い」の一企画として、12月3日の「国際障害者デー」から12日までの10日間、無料のオンライン映画祭「True Colors Film Festival」が開催される。
“One World, One Family“をテーマに、アジアをはじめ世界の監督が、障害、女性のエンパワーメント、アイデンティティ、貧困と逆境、人種差別などダイバーシティ&インクルージョンさまざまな課題を扱った全28本をオンライン映画上映プラットフォームにて無料配信する。
12月3日の午後6時から、オープニング作品として、車いすで生活する少女の自立と成長を描き、HIKARI監督がベルリンでダブル受賞快挙を成し遂げた映画「37セカンズ」を、視覚障害者のための音声ガイド「UD Cast」による鑑賞サポート付で特別上映。HIKARI監督と、本作ヒロインで、出産時に身体に障害を負った23歳(当時)の佳山明さんによるアフタートーク(日本手話・日本語字幕あり)の配信を予定している。
「国際障害者デー」は毎年、社会と発展のあらゆる領域における障害者の権利と健康を推進するため、また、政治、社会、経済、文化的生活のあらゆる側面における障害者の状況への意識を高めるために国連により定められた記念日。世界に10億人以上いる障害のある人々について考える機会として、本映画祭では、「国際障害者デーセレクション」として選定した短編5作品を紹介する。
開催期間は2020年12月3日午前1時~12月13日午前0時59分。視聴はシンガポールを拠点とするオンライン映画上映プラットフォームへの登録が必要(無料)。True Colors Festival公式サイト(truecolors2020.jp/)で受付中。
監督:張 作驥(チャン・ツォーチ、 Chang Tso-chi)
台湾 | 1999年、上映時間105分
言語:台湾・びん南語、北京語 / 字幕:日本語、英語
監督:マリルゥ・ディアス-アバヤ
フィリピン | 1982年、上映時間138分、 R21(成人向けのテーマ)
言語:タガログ語 / 字幕:日本語、英語
監督:浅野直広
日本 | 2017年、上映時間104分
言語:日本語 / 字幕:日本語、英語
「A Long Journey for the First Steps」(スロベニア/2017)
ガザ紛争での戦争被害を受けたパレスチナの子どもたちの実体験と、スロベニアでのリハビリを描く。
ダウン症の人々の感じ方や考え方を捉えた作品。
目が見える人々に世界を見せるために世界各地を旅して写真を撮った目の見えない写真家が主人公。
6歳で孤児となり、 10歳で半身不随を患い、 1年の余命を与えられたにも関わらず、人のために生きようとする一人の男の決意を描く。