北川景子主演「ファーストラヴ」本予告完成 Uruが主題歌に書き下ろし曲、挿入歌に新曲を提供
2020年11月9日 05:00

北川景子が主演を務め、堤幸彦監督がメガホンをとった映画「ファーストラヴ」の主題歌がUruの書き下ろし曲「ファーストラヴ」に決定。さらに、挿入歌として新曲「無機質」を提供していることがわかった。Uruが手掛けた主題歌を使用した本予告と本ビジュアルもお披露目となった。
第159回直木賞を受賞した島本理生氏による同名小説を映画化した本作は、アナウンサー志望の女子大生が就職活動の最中に父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる。「動機はそちらで見つけてください」という容疑者の挑発的な言葉に、世間は大騒ぎとなる。北川扮する公認心理師の由紀はドキュメンタリー本の執筆を依頼され、事件を担当する弁護士の義弟・迦葉(中村倫也)とともに真相を探っていく。

主題歌と挿入歌を担当したUruは、ドラマ「テセウスの船」や映画「罪の声」でも楽曲を提供し、聞く人を包み込むような歌声と神秘的な存在感で注目を集めるシンガー。実写映画の主題歌としては、本作が4作目の提供となる。映画と同名の主題歌「ファーストラヴ」について、Uruは「これ以外のタイトルが見つからないほどに映画に心を重ねた楽曲」と語る。「悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、「愛」とはなんなのか、この物語のタイトルが『ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた」と曲に込めた思いを明かす。
主演の北川は「この作品はそれぞれのキャラクターの心情を細かく、生々しく描いているシーンが多いので、そこにかかる主題歌・挿入歌はとても大切なものになると思っていました」と話す。試写でUruの主題歌を聞いたときは、その歌詞が真っ直ぐ胸に刺さり、思わず涙したという。「心の澱が流れていくような、浄化されて行くような、そんな不思議な気持ちを皆様にもぜひ感じていただきたいです」と思いを語る。
現場でUruの曲を編集に入れながら撮影していたという堤監督も、「沁みる、の一言」と主題歌を絶賛。「誰もが持つ、自分では気付けない心の深いところに溜まった澱を、優しく救い上げ、浄化してくれるUruさんの歌声に、ぜひ包み込まれてください」とコメントを寄せている。
本予告では、事件の真相を追う由紀と迦葉が、芳根京子演じる容疑者・環菜に翻弄され、追い込まれていく様子が映し出される。木村佳乃、板尾創路、高岡早紀、石田法嗣、清原翔ら事件のカギを握る人物たちの姿も切り取られ、複雑な人間模様を予感させる。そして、環菜の過去に触れたことで由紀が心の奥底にしまい込んだ記憶が揺らぎ出し、物語は予想もつかない展開へ―。由紀と迦葉の過去と思われる映像も断片的に挿入され、ふたりの関係が気になる映像となっている。
「ファーストラヴ」は、21年2月11日から全国で公開。
(C)2021「ファーストラヴ」製作委員会
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