深川麻衣、熊澤尚人監督作「おもいで写眞」に主演! 高良健吾と初タッグ
2020年10月28日 06:00

女優の深川麻衣が主演し、熊澤尚人監督がメガホンをとった「おもいで写眞」が、2021年1月29日から全国で公開されることが決まった。深川にとっては、第10回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞した「パンとバスと2度目のハツコイ」以来となる映画主演作となる。
芸能プロダクション・テンカラットの設立25周年企画として製作された今作は、東京で夢に破れた主人公の結子が、故郷の富山で亡き祖母が遺した写真館で“遺影写真”を撮る仕事を始めるという設定。老人たちと触れ合うなかで次第に“赦し”の意味を知った結子が撮る写真は、単なる遺影写真ではなく、色褪せない思い出を映し出す“おもいで写眞”へと変わっていく……。深川とともに同事務所に所属する高良健吾、香里奈、井浦新が出演しているほか、演技派のベテラン・古谷一行、吉行和子らが脇を固めている。

深川は初主演作「パンとバスと2度目のハツコイ」以降、「愛がなんだ」「空母いぶき」「水曜日が消えた」に出演したほか、NHK連続テレビ小説「まんぷく」での好演が話題を呼んでいる。撮影は、昨年の初夏に富山で敢行。「撮影の日々はとても刺激的で、苦しくもあり、あたたかくもあり、自分にとって何ものにも代え難い大切な時間になりました。写真を通して人と人とが繋がり、結子が成長していく姿を感じていただけたら嬉しいです」と胸中を明かしている。
深川とは初タッグとなった高良は、「台本を読んだ時に驚いた事があります。主人公が祖母の遺影を見て感じたことを、自分も祖父の葬式の時に感じました。これはどこにでもある問題なんだと。だとしたら、映画を通じて世の中になにかを投げかけられる」と感じたという。「このおもいで写眞の物語は主人公の喪失感から始まります。主人公の不器用さにハラハラしますが、彼女の真っ直ぐさから伝わるものがあります。この映画があることによって、おもいでというものの価値観も変わるのではないでしょうか。正真正銘本当であるという事がすべてなのか。是非、楽しみにしていてください」。

一方の香里奈も、「大切な思い出や記憶は、人は何歳になっても自分の心の中に大事にしまわれていて、それを思い起こすことでまたキラキラできる。『おもいで写眞』は、写真を通して若者と年配の方々それぞれの角度から、本当に大切なことは何かと気づかせてくれるような温かい映画になっています。今回、たくさんの素敵な俳優さん方とご一緒できて、私にもまたひとつ、大切なおもいでが増えました」とコメントを寄せている。
オリジナルストーリーを執筆し9年越しで映画化に漕ぎ着けた熊澤監督は、深川について「この映画の準備が始まる前に深川さんと会う機会がありました。聖母というイメージをお聞きしていましたが、お話ししてみると真の強さ、強い意志、動じない強い心を感じました。そこに『思い出写眞』の主人公・結子を感じました。イメージ通りだと感じました」と印象を語っている。
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