渡哲也さん追悼企画　ドラマ「渡哲也サスペンス　絆」＆映画「紅の流れ星」放送決定

［映画.com ニュース］　日活が運営する専門チャンネル「映画・チャンネルNECO」（https://www.necoweb.com/neco/）が、8月10日に逝去した渡哲也さんを偲び、主演ドラマ「渡哲也サスペンス　絆」、映画「紅の流れ星」を追悼放送することがわかった。

渡さんは、1941年兵庫県淡路島出身。大学在学中、撮影所訪問の際にスカウトされ、64年に日活へ入社。65年に映画「あばれ騎士道」でデビューし、日活のアクションスターとして活躍。「東京流れ者」「青春の裁き」「無頼」シリーズなど数々の代表作を残してきた。俳優生活55周年を迎えていたが、8月10日、都内の病院で肺炎のため亡くなった。

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02年に放送された「渡哲也サスペンス　絆」（演出：澤田幸弘監督）は、第41回推理作家協会新人賞を受賞した小説（著者：小杉健治）を映像化。娘を死に追いやった悲しい過去を持つ元弁護士が、難事件に挑むさまが描かれている。放送日時は、8月23日の午後8時30分～午後10時40分。

「紅の流れ星」は、「二百三高地」「赤い波止場」の舛田利雄監督が、「勝手にしやがれ」（ジャン＝リュック・ゴダール監督）ののモチーフを加味して作り上げたハードボイルド・アクション。主人公は、ヤクザの親分を殺し、神戸でほとぼりを冷ましていた五郎。そんな彼の動向を、東京からやって来た殺し屋と刑事が探り、やがて死闘へと転じていく。ジャン＝ポール・ベルモンドをほうふつとさせる渡さんの姿にしびれる作品だ。放送日時は、8月30日の午前6時～午前7時50分。