豪華キャスト結集の映画「緊急事態宣言」主題歌は石野卓球! 作品の詳細も判明
2020年8月19日 12:00
[映画.com ニュース] 日本を代表する5組の監督と豪華キャストが参加したオムニバス映画「緊急事態宣言」(8月28日からAmazon Prime Videoで独占配信)の主題歌を、テクノミュージシャン・音楽プロデューサーの石野卓球氏が書き下ろしていることがわかった。タイトルは「Emergency Frequency」。あわせて各作品の魅力を伝える予告編と、“ゆるい”アニメーションがクセになりそうなオープニング映像も披露された。
現在もなお、世界中をパニックに陥れている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をテーマに、日本映画界をけん引するクリエイターたちが作品を紡いだ本作。それぞれ、斎藤工×園子温監督、渡辺真起子×中野量太監督、ムロツヨシ×真鍋大度×上田誠、世界各国の人々×真利子哲也監督、夏帆×三木聡監督がタッグを組んでいる。
主題歌「Emergency Frequency」は、石野氏ならではのダンサブルかつユーモラスなテクノサウンド。アニメーションは冠木佐和子氏と水江未来氏が担当しており、“世界4大アニメーション映画祭”のすべてでノミネーションを果たした2人の気鋭クリエイターが、キュートで不思議な世界観を創出した。
さらに、各作品のあらすじと場面写真も披露。詳細は本記事の後半部分に記載している。また、8月22日午後4時に、キャスト・監督による完成記念オンライン会見が実施されることも発表。公式Twitter(@KINKYU_JITAI)で配信される予定だ。
■映画「緊急事態宣言」オープニング制作クリエイターコメント
石野卓球氏「ステイホームして作りました」
冠木佐和子氏「私はくしゃみをする事が割と大好きで、こよりを鼻に入れて故意にくしゃみをしたりすることもあるのですが、近頃はくしゃみをすること自体少々タブーな雰囲気になってきて複雑な心境なのでその気持ちをOPアニメに落とし込んでみました」
水江未来氏「冠木さんが考えた原案を元に、OPアニメを作りました。1秒間24枚のフルアニメーション、めまぐるしい展開をご堪能下さい!」
■各話あらすじ&画面写真
○第1話:「デリバリー2020」
あらすじ:自粛生活が続く中、離れ離れに暮らす家族が「誕生日は皆で祝う」というルールに従いオンラインで集まった。画面越しに食卓を囲む母、娘、そして息子。父は予定通り19時に帰宅するという。だがこの恒例行事には、オンラインという以外にも例年と違う点があった…。
○第2話:「孤独な19時」
監督:園子温 出演:斎藤工、田口主将、中條サエ子、関幸治、輝有子
あらすじ:COVID-19収束後に現れたさらに狂暴なウイルスにより、自粛生活の続く日本。人々は50メートルのソーシャルディスタンスを保って生活していた。生まれてから一度も外に出たことのない音巳は、外から聞こえる奇妙な音が気になるあまり、初めて家の外へ踏み出すが…。
○第3話:「DEEPMURO」
監督:非同期テック部(ムロツヨシ+真鍋大度+上田誠) 出演:ムロツヨシ、柴咲コウ、きたろう、阿佐ヶ谷姉妹
あらすじ:俳優ムロツヨシは、念願だった柴咲コウとの恋愛ドラマの撮影に挑んでいた。だが、ムロの様子はどうも変だ。戸惑う柴咲は、心配そうにムロに話しかける。「ムロさん、いつもと違うけど大丈夫?」その時、撮影現場の扉が開いて入ってきたのは…!?
○第4話:「ボトルメール」
監督:三木聡 出演:夏帆、ふせえり、松浦祐也、長野克弘、麻生久美子
あらすじ:第二波が来る少し前。不倫で仕事を干された女優、鈴音の下に謎のメールが届く。その指示に従って出かけた新作映画の主演オーディションで見事合格した彼女は、監督からリモートで演技指導を受けることになるが…。
○第5話:「MAYDAY」
監督:真利子哲也 出演:各国の人々(日本パート:岩瀬亮、内田慈)
あらすじ:2020年5月。あらゆる国や地域で緊急事態が宣言され、世界中で自粛生活が続いていた。だが、風景や状況は全く違っても、地球上は同じ時間軸で繋がっている。北米、アジア、アフリカ、ヨーロッパ…。日本時間の19時ちょうど。世界はそれぞれの表情で過ごしていた。