第42回PFF全ラインナップ発表 ロイ・アンダーソン特集、オープニング上映は「生きちゃった」
2020年8月11日 14:00
[映画.com ニュース] 9月12日から東京・国立映画アーカイブで開催される、インディーズ映画祭の祭典「第42回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」(9月12~26日)の全ラインナップが発表された。オープニング作品として石井裕也監督の最新作「生きちゃった」が上映される。
毎年恒例のコンペティション部門 「PFFアワード2020」やPFFスカラシップ作品完成披露のほか、今回はスウェーデンのロイ・アンダーソン監督をアジア初特集する。「ロイ・アンダーソン・コンプリート特集」と題し、「散歩する惑星」(00)や「さよなら、人類」(14)などの代表作や、昨年ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した11月公開の最新作「ホモ・サピエンスの涙」(19)、日本初公開作などを含む長編6作品と短編プログラムを上映する。
また、WOWOWの連続ドラマW近年の傑作から、PFFに縁の深い犬童一心監督による「夢を与える」(15)と瀬々敬久監督の「悪党~加害者追跡調査~」(19)をスクリーン上映する。ピーター・バラカン氏が作品を選定し、トークと共に音楽映画を楽しむ「ブラック&ブラック~映画と音楽~」では、1幻の「ザイール'74」コンサートを映像に収めた「ソウル・パワー」(08)を上映する。
なお、今年は新型コロナウィルス感染予防のための消毒や検温、換気を徹底し、定員数を約3分の1に制限し、ソーシャル・ディスタンスを確保して実施される。映画祭チケットは、8月15日午前10時からチケットぴあにて発売。今年は前売券(全席指定席制)のみ販売。当日券の販売は行わない。