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新型コロナで業績好調のNetflix、サム・メンデス監督と英舞台関係者救済のための基金を設立

2020年7月14日 15:30

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サム・メンデス監督
サム・メンデス監督
Photo by Kevin Winter/Getty Images

[映画.com ニュース] 「1917 命をかけた伝令」で知られるサム・メンデス監督が、ロンドン劇場協会、UKシアターと共同で、「シアター・アーティスト・ファンド」 (Theatre Artists Fund)なる基金を立ち上げたことが明らかになった。

新型コロナウイルスの影響で再開の目途が立たないイギリスの演劇関係者の生活を支援するためのもので、ひとり当たり最大1000ポンドを提供する。2019年初頭から20年3月31日までの間にイギリスの劇場で働いたことが条件で、英国政府の財政援助制度の対象とならない人を支援することを目的としている。

基金設立の立役者となったのは、メンデス監督だ。舞台演出家として多くの舞台を手がけてきたメンデス監督は、6月、英フィナンシャル・タイムズ紙に寄稿。新型コロナウイルスにより英演劇界が直面している危機的状況を、「第2次世界大戦の勃発以来、英国の文化的生活に対する最大の挑戦」と説明した。そのうえで、「自己隔離期間に、NetflixやAmazon Prime Videoなどのストリーミングサービスが、イギリスの俳優や制作者、脚本家、演出家の卓越した仕事でボロ儲けしているのは皮肉なことです。その才能を培ったイギリスの演劇文化そのものが、瀕死状態にあるというのに」とコメント。「ストリーミングサービスで働く人のなかに、新型コロナウイルスで得た儲けの一部を、致命的な損害を被っている人たちのために使おうと思う人はいないのだろうか?」と寄付を呼びかけた。

メンデス監督の呼びかけにNetflixは反応し、62万ドルの寄付を約束。その寄付金を元に、「シアター・アーティスト・ファンド」 が立ち上げられることになった。

メンデス監督は声明で基金の目的を説明。「完全な回復に必要な額からはほど遠いことは十分承知していますが、政府から待望の支援計画が発表されるまでの間、みなさんが生き延びていくための足しになってくれればと思っています。緊急支援を必要としているすべての人に、ぜひ申請していただきたいと思います」と語っている。

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