斎藤工、テレワークを舞台にした映画「TOKYO TELEWORK FILM」を始動
2020年4月23日 17:00
[映画.com ニュース]新型コロナ対応の緊急事態宣言を受けた外出自粛要請により、映画業界をはじめ打撃を受けているエンタテインメント業界の先行きの見えない現場に対峙し、俳優や映画監督として活動する斎藤工が“STAY at HOME”をテーマに、テレワークを舞台にした映画企画「TOKYO TELEWORK FILM」を始動、リモート撮影でクランクインした。
映画監督、齊藤工名義で、斎藤が在宅自粛の最中にスピード感をもって立ち上げた本企画は、ウイルスショックによって生まれ行く「テレワークカルチャー」を記録し続け、連作を時系列に並べるオムニバス映画。俳優、芸人、ミュージシャン、一般ユーザーまでをも次々巻き込み、「テレワークセッション」、「テレワーク会話劇」を経て、「短編・長編を想定した製作」へと発展させた3段階、3つのフェーズで製作を展開する予定で、2020年中の長編公開を目指す。
今週頭(4月20日)に撮影が終了した「テレワークセッション」(フェーズ1)では、テレビ電話で繋がったキャストが本人として実名で登場。近況実況やケームなどに興じた短編制作を重ね、「コーヒー&シガレッツ」(ジム・ジャームッシュ監督)テレワーク版のようなドキュメンタリー性ある内容となった。出演は、斎藤工のほか、齊藤組にゆかりの深い女優・伊藤沙莉、常連の芸人・大水洋介(ラバーガール)、初参加となる酒井健太(アルコ&ピース)ほか。近日撮影予定の第2弾以降には、「COMPLY+-ANCE コンプライアンス」主演の秋山ゆずきほか多彩なゲストが出演予定だ。
本作は4月29日にプレオープン予定のオンライン映画館「STAY HOME MINI THEATER powered by mu-mo Live Theater」 (企画:SPOTTED PRODUCTIONS)で、休館要請により全国ミニシアターでの上映が中断となった、齊藤工総監督映画「COMPLY+-ANCE コンプライアンス」との併映でプレミア上映される。上映後にはトークイベントも開催、3日間限定(6回配信)で有料上映する。
また、斎藤は、3月下旬より、自宅環境での“娯楽の選択肢”として特別WEBサイト「A TAKUMI SAITOH FILM」(http://www.b-b-h.jp/film)を立ち上げ、監督作品や出演関連作、レコメンド作品や映画を随時更中だ。
▼斎藤工コメント
「漁師は漁に出られない時は網を縫う」 と言う言葉があります。
この"予期せぬ事態"に対し、従順に自主規制をかけながらも、
そこから新たな歓びや愉しみを見付ける事は その網の目を密にする事
我々人間の進化に繋がると、割と本気で思っています。(人命・医療・インフラ最優先ですが)
手探りですが、様々な方々とオンラインで繋がり、お力・才能をお借りし、知恵を絞り合い、共に可動域を広げながら、"今(在宅・遠隔)だからこそ出来る事"を発掘、開拓して行きたいと思います。
具体的に、悠々と、迅速に。
STAY at HOME 斎藤工