小栗旬×星野源「罪の声」特報&ビジュアル完成! 実力派の新キャスト10人も明らかに
2020年6月24日 08:00
[映画.com ニュース] 小栗旬と星野源が映画初共演を果たした「罪の声」の最新ビジュアルと特報映像が初公開された。あわせて、追加キャストも発表され、市川実日子、梶芽衣子、阿部純子、宇崎竜童、松重豊、古舘寛治、篠原ゆき子、原菜乃華、火野正平、正司照枝が出演していることがわかった。
2016年の「週刊文春」ミステリーベスト10で国内部門の第1位を獲得し、第7回山田風太郎賞を受賞した塩田武士氏の同名小説が原作。フィクションでありながら、昭和最大の未解決事件をモチーフにしており、塩田氏の綿密な取材と着想が織り混ぜられ、事件の真相と犯人像が迫るストーリーがリアリティにあふれていることで大きな話題を呼んでいる。映画版は、土井裕泰監督がメガホンをとり、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」などで知られる野木亜紀子が脚本を執筆している。
記者の阿久津(小栗)は昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、残された証拠を元に取材を重ねる毎日を過ごしていたが、どうしても気になることがあった。「なぜ犯人グループは、脅迫テープに男児の声を吹き込んだのか」。一方、京都でテーラーを営む曽根(星野)は、父の遺品の中からカセットテープを見つける。再生すると、聞こえてきたのは幼少期の自分の声。それは、30年以上前に複数の企業を脅迫し、日本中を震撼させた事件で犯行グループが使用したテープと全く同じ声だった。
特報は、物語の発端となる脅迫テープの子どもの声からスタート。その声が自身のものであると気づき、戸惑いを隠せない曽根、「本当の罪人を、引きずり出します」と力強い眼差しで語る阿久津の姿が映し出される。果たして2人は“真相”へとたどり着くことができるのか――今回参加が明らかになった新キャストの熱演を織り交ぜながら、緊迫感に満ちた展開が描出されている。新ビジュアルは、小栗と星野の真剣な表情に加え「俺の声だ――」というインパクト抜群のワードが添えられている。
新キャストの役どころは、市川と梶が、曽根の妻・亜美、母・真由美役に。阿部は若き日の真由美、宇崎が叔父・達雄を演じることになった。また、松重は阿久津が所属する大日新聞の元社会部記者・水島洋介役、古舘が同社の社会部事件担当デスク・鳥居雅夫役として登場。篠原と原が、事件に翻弄される生島一家の母・千代子と娘・望、火野がスーツの仕立て職人・河村和信、正司が麻雀店の元オーナー・須藤みちに扮することになった。
「罪の声」は、今秋に全国東宝系で公開。