長澤まさみ、自粛期間中の過ごし方は? 阿部サダヲは「鬼滅の刃」にハマれず…
2020年6月16日 08:00

[映画.com ニュース]映画「MOTHER マザー」の完成披露舞台挨拶イベントが6月15日、都内で行われ、主演の長澤まさみ、共演の奥平大兼、阿部サダヲ、大森立嗣監督が登壇。有効座席数を半数以下にするなど、新型コロナウィルス対策プロジェクトアドバイザーの感染管理指導のもと実施され、長澤は「久しぶりの公の場でとても嬉しいです」と笑顔を見せた。
外出自粛期間中の過ごし方について聞かれた長澤は「映画やドラマを見たり、料理もしましたし、わりと皆さんがしていたことと変わらないです。極めるまではいけてないですが、いつもより丁寧に時間をかけて料理をしていました」と振り返る。
初の舞台挨拶にも関わらず、「思った以上に緊張しなくて、逆に困っています」と大物ぶりを発揮していた奥平も「自分の趣味の音楽を聞いたり、映画を見て演技の勉強をしていました」とそれぞれ過ごし方を話すなか、阿部は「本当にぼーっとしていました、すみません。演技とかじゃなくて、美味しいラーメンの作り方とか勉強していました」と反省。「僕は何かを続けるタイプじゃないっていうのがわかりました。漫画も『鬼滅の刃』は今4巻で止まっていますし、流行にのってみて『梨泰院クラス』も見ましたが2話くらいで終わってますね」と苦笑した。
本作は、「日日是好日」「タロウのバカ」の大森監督がメガホンをとり、「新聞記者」「宮本から君へ」を世に放った映画会社スターサンズとのタッグが実現。実際に起きた“少年による祖父母殺害事件”に着想を得て、母親と息子の関係を、息子の幼少期から青年期を通して描く。
シングルマザーを演じた長澤は「私自身、母から受けた影響は大きいと感じていて、親が子を作ることをすごく考えさせられたし、大人にはそういう責任があると思っています。台本を読んで他人事に感じなかったので、この役を演じてみたいって思いました」と、引き受けた理由を語る。
長澤と初共演となった阿部は「長澤さんの最後の顔がすごく怖くて印象に残っています。あれをできる方はなかなかいない」と熱演を称え、大森監督は「深く心に残る映画なので、皆さん自分の判断で無理せず、映画館に足を運んでくれたら嬉しいです」とアピールしていた。
「MOTHER マザー」は7月3日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
(C)2020「MOTHER」製作委員会
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