「新感染」の世界から4年後――ヨン・サンホ監督作「Peninsula」7月に韓国公開決定
2020年6月5日 10:00

[映画.com ニュース] 韓国映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」を手掛けたヨン・サンホ監督の最新作「Peninsula(英題)」(直訳:半島)が、7月に韓国国内で公開されることが決定した。
「新感染 ファイナル・エクスプレス」は、ソウルとプサンを結ぶ高速鉄道の中で突如として発生した、謎のウイルスの感染拡大によって引き起こされる恐怖と混沌を描いたサバイバルアクション。日本では2017年に公開され、世界中でも大ヒット。続編への期待の声が高まり続けていた。

韓国の映画情報サイトでは、ヨン監督が続編の準備に入っていると幾度も報じられ、今年2月にようやく「Peninsula(英題)」の情報が解禁された。ヨン監督は、その発表タイミングで英ScreenDailyのインタビューに応じており、同作は続編というよりも「新感染 ファイナル・エクスプレス」で起こった悲劇から4年後の世界を描く“新しい物語”であることを明かしている。

謎のウイルスは全世界へと蔓延――カン・ドンウォンが演じる主人公の元軍人は、半島難民として香港に避難したという設定。韓国を救うために同地に舞い戻り、再びゾンビと死闘を繰り広げていくようだ。「軍艦島」(日本未公開)のイ・ジョンヒョン、「ソウォン 願い」のイ・レも出演している。
「Peninsula(英題)」の予算は「新感染 ファイナル・エクスプレス」の倍額となっており、予告編(https://www.youtube.com/watch?v=oCyz-fwvtqM)を見る限りでは、アクションシーンがかなり増加している印象だ。ガラス越しに見える密集したゾンビ、天井から吊り下がった死体、スピーディなカーチェイスなど、終始息の詰まるような緊迫感が醸し出されている。
「Peninsula(英題)」は、7月に韓国国内で公開。その後、7月29日から台湾、7月30日から香港、マレーシアは8月12日からマレーシアで公開される。現時点では、日本公開は未定。なお、同作は、第73回カンヌ国際映画祭の「オフィシャルセレクション2020」に選出されている。
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