ジェームズ・ワン、「ジョン・ウィック」脚本家とのタッグで新作SFをプロデュース
2020年5月18日 08:00
[映画.com ニュース]「死霊館」シリーズのジェームズ・ワン監督が、ベテランプロデューサーのドン・マーフィ、「ジョン・ウィック」シリーズの脚本家デレク・コルスタッドとタッグを組んで、米作家フランク・M・ロビンソンのSF小説「Hunting Season(原題)」を映画化することがわかった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。
ディザスターパニック映画の傑作「タワーリング・インフェルノ」の原作者であるロビンソンが1951年に発表した中編小説「Hunting Season(原題)」は、血に飢えた貴族たちが犯罪者を過去へと送り込み、“処刑ゲーム”に興じる近未来のアメリカを舞台に、無実の罪で死刑判決を下された警察官による決死の逃亡劇を描いたテクノスリラー。3日間の猶予を与えられた主人公は、タイムスリップした時代の慣れない環境に戸惑いながらも、あらゆる手を尽くして生き延びようとする、というストーリーだ。
同紙によれば、製作陣は「1984」や「華氏451」、「ランニンング・マン」といったディストピアSF映画の秀作を彷彿とさせるトーンの映画を目指しているという。
「ジョン・ウィック」シリーズ全作で脚本を手がけたコルスタッドが脚色を担当。ワンとマーフィ(「トランスフォーマー」シリーズ)が、それぞれ自身の製作会社アトミック・モンスターとアングリー・フィルムズを通じてプロデュースにあたる。監督やキャストなどその他の詳細については、まだ明らかになっていない。
アトミック・モンスターは現在、ワンの最新監督作となるホラースリラー「Malignant(原題)」と、「死霊館」シリーズの第3弾「ザ・コンジュアリング ザ・デビル・メイド・ミー・ドゥー・イット(原題)」のポストプロダクションに入っているほか、米人気格闘ゲームを再映画化する「モータル・コンバット(原題)」の準備を進めている。
一方、キアヌ・リーブス主演の大ヒットアクションシリーズ「ジョン・ウィック」で一躍注目を集めたコルスタッドは、人気ビデオゲームの実写映画化「ジャストコーズ(原題)」の脚本のほか、米ディズニーのストリーミングサービス「Disney+」向けマーベルドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題)」でも脚本家チームの一員として、いくつかのエピソードを手がけている。
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