1984

劇場公開日

12%
52%
24%
6%
6%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

全体主義体制で自我に目覚めた主人公が屈服するまでを描く風刺ドラマ。ヴァージン・レコードの映画製作第一作。製作はサイモン・ペリー、エグゼキュティヴ・プロデューサーはマーヴィン・J・ローゼンブラム。監督・脚本はマイクル・ラドフォード。原作はジョージ・オーウェルが49年に発表した『1984年』(ハヤカワ文庫)。撮影はロジャー・ディキンス、音楽はユーリズミックスが担当。出演はジョン・ハート、リチャード・バートンほか。

1984年製作/113分/イギリス
原題:1984
配給:松竹富士

ストーリー

1984年、世界は三つの国家に分かれていた。ここオセアニアはかつての英国とアメリカの一部を包合した地域でひとしく巨大な力を持つユーラシア、イースタシアと絶えず戦争をしていた。ウィンストン・スミス(ジョン・ハート)は真理省記録局に勤務していた。この役所は新聞記事の修正、削除、さらには過去の文書のさし換え、時には歴史的事実まで歪曲するところだった。オセアニアの国民は国家リーダーのビッグ・ブラザーに対する絶対的な服従と忠誠を誓わされており、思想警察によって徹底的に監視されていた。体制に対する疑問がめばえたウィンストンは、秘かに禁じられている日記をつけはじめる。体制に反対する裏切り者を写した映画に観客は罵声を浴びせる。ウィンストンは若い女ジュリア(スザンナ・ハミルトン)、オブライエン(リチャード・バートン)と知り合いになった。ジュリアは彼に愛を告白し、ウィンストンは古道具屋主人チャリントン(シリル・キューサック)から二階を借りて、つかの間の愛と自由を楽しんだ。ある日、突然、思想警察が踏み込んできた。彼らの後にはチャリントン、オブライエンがいた。オブライエンは巧みに彼を誘導して洗脳しようとしたが、ウィンストンはがんばった。しかし、オブライエンは彼の過去の思い出を利用し、ねずみを彼につきつけた。ついに彼は屈服し、ビッグ・ブラザーに帰依した。ジュリアは彼に会い、「愛してるわ」と言うのだったが……。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

Amazonプライムビデオで関連作を見る

Amazonプライムビデオ

30日間無料トライアル 月額500円で映画見放題

Powered by Amazon

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

4.0有名小説が遺した特殊な空気感を、丁寧に翻案し映像化した逸品

2018年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

ジョージ・オーウェルが著した伝説的なディストピア小説を、物語の舞台「1984年」に映画化した作品。冒頭から劇場のような場所でプロパガンダ映像が映し出され、あの伝説的な「二分間憎悪」も描かれる。かくしてボルテージが一気に上昇した後、物語は主人公のの淡々とした個の視点へと移ろい、彼が抱く日々の違和感や、体制に隠れて「日記をつける」「愛し合う」といった行為を描いていくのだが・・・。

よくある「原作もの」のようにストーリーラインを丁寧に辿るのではなく、あくまで主人公の意識の流れに即して進んでいくので、原作を知らないとやや難解に思える向きもあるかも。その代わり、これほど原作の空気感を周到に表現し得たことは評価に値する。とりわけ主人公が彷彿する少年の日の原風景が胸に突き刺さってやまない。暗雲たる世界観や小道具の作り込み、そしてジョン・ハートのみならず、名優バートンの最期の演技が拝めることも感慨深い。

コメントする
共感した! (共感した人 0 件)
ぐうたら

1.0近未来像は悲観的

odeonzaさん
2019年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

政治思想や社会様式とは無関係に強者による独裁と隷属、反乱と革命はまさに人類史そのもの。
映画は情緒的脚色なのでジョージ・オーウェルの原作もしくはネット解説を読む方が虚構の統治制度が整理されている分かりやすいだろう。冷戦下の1948年に1984年の恐怖を描いたようだが同様なテーマは時代が進んでも繰り返し映画に取り上げられている根源的なもの、総じて近未来像は悲観的なものが多いのは残念、束の間でも希望を与えてくれる映画の方が観てみたい。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
odeonza

2.0「貧困と無知、そして常に戦争」が民衆を統制するのに役立つ。

kossyさん
2019年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 どこにいても監視は続けられ、民衆はいつも同じ話題で面白みがない無味な生活。国家リーダーであるビッグ・ブラザーの顔が常に描かれ、交戦国の捕虜の処刑は日常茶飯事だ。食糧や日用品もすべて配給制。誰も国家に対して文句が言えない。言おうものなら思想犯として投獄されるのだ。

・戦争は平和である
・自由は屈従である
・無知は力である

 どことなくスターリン主義のソ連を描いたような作品であり、背景に巨大なビル群が立ち並ぶにもかかわらず、スラム街のような荒んだ町が舞台となっているほどわざとらしい。洗脳や拷問なども恐怖に感じるほど社会主義批判のような中にあって、戦争しているということはイーステジア国にしろユーラシア国にしても全体主義なのだろう。ストーリーも設定もツッコミどころがありそうなほどかなり雑な作品・・・ただ、印象的なセリフがいっぱい。2+2=5だとか、党が5と言えば5であり、3にも4にもなるのだ・・・とか。

 そんな中、ジュリア役のハミルトンの立派なわき毛も記憶に残る。調べてみると、アンダーヘアが初めて日本上映された作品らしい。面白いけど、冷戦のさなかに作られてるから、遠慮したり雑なところが多いのが欠点。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
kossy

4.0本作で描かれたデイストピア社会は既にそれ以上の酷さで実在している それが我々の生きている21世紀だ

あき240さん
2019年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

原作は1949年に刊行された35年後の世界を描く小説
本作はその35年後の題名通りの1984年に製作された

あり得ない空想の中のデイストピア社会
当時の共産圏の政治状況を誇張して皮肉り非難するものであった

現実の1984年はソ連がこのような社会であり、その数年後に崩壊した

そして今私達はそこから更に35年後の21世紀の世界に生きている

北朝鮮はこれ以上のデイストピアだ
本作に描かれたそれを上回るものが地上に存在してしまっている
そして核兵器まで手にしているのだ

そして中国はどうか?
本作の描く社会以上の高度な技術を用いたデイストピア社会が出来つつある
ネットでの発言は厳しくチェックされ外国からの異なる考えは遮断されているのだ
さらにはテクノロジーを駆使した信用スコアなるものを作り出し十数億もの人民の思想統制を現実化しているのだ

もはや現実に中国共産党に逆らう思想を書籍やマスコミやネットで発表する自由はない
それどころか人知れず逮捕され社会から抹殺されているのだ
現実に無数の人々が本作の主人公のような末路を辿っている

本作の終盤長く続く思考警察の拷問はチベットやウイグルにおける「職業訓練所」そのものだ

日本はどうなのか?
我々は隣国でそのような恐ろしい事が進行しているにもかかわらず、それを食い止めることも出来ずにマスコミという思考警察に支配されいる

彼らの操るニュースピークのニュースでのみ彼らの都合の良い内容で知らされ、我々は無知のままにおかれている
2+2は4ではないと言う報道ばかり、我々は聞かされているのではないだろうか?

本作の冒頭に文言がでる
過去を支配するものは未来を支配する

デイストピアが世界を制する未来は、現実に今そこまで来ている
空想でも誇張でもない
それ以上にITを駆使したシステムとして我々を呑み込もうしている

本作以上のデイストピアは現実に実在して我々の自由に挑戦しようとしているのだ
それもすぐ隣国で

つまり本作は文字通り今現在起こっている事なのだ

本作は1956年製作の同名映画のリメイクだ
そちらは日本では劇場未公開のため本サイトではエントリがないが、合わせて観ておきたい
白黒ではあるがより暗澹たる雰囲気が強調されている
特にラストシーンの洗脳された主人公がビッグブラザー万歳を叫ぶシーンは記憶に残るものだ
また1956年版のテレスクリーンの家庭版は壁に取り付けられているが、その形状や機能はスマートスピーカーそのものでり戦慄を覚えた

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
あき240
すべての映画レビューを見る(全10件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る