「ミッション:インポッシブル」最新作が2部作になった理由とは?監督自ら説明
2020年5月15日 13:00

[映画.com ニュース]新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影を中断している「ミッション:インポッシブル7(仮題)」と「ミッション:インポッシブル8(仮題)」のメガホンをとるクリストファー・マッカリー監督が、新作を2部作にした理由を明らかにした。
マッカリー監督はこのほど、「ミッション:インポッシブル」をテーマにした米ポッドキャスト「Light The Fuse」の第100回目に、ベンジー役のサイモン・ペッグや新キャストのヘイリー・アトウェル(「プーと大人になった僕」)、作曲家のローン・バルフェらと参加。自宅隔離期間は各部門のトップとZOOMで連絡を取り合っていると言い、「この機会を、より良い映画を作るために使っています」と説明した。
「ミッション:インポッシブル7(仮題)」は、新型コロナ感染拡大の影響を受け、伊ベネチアでのロケを2月24日に中止。その後、ロケ地をローマに移して撮影続行を試みるも中止となり、現在に至っている。
マッカリー監督は、ブラッド・バードが監督を務めたシリーズ第4弾「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」の脚本執筆にノークレジットで参加。第5弾「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」と第6弾「ミッション:インポッシブル フォールアウト」では、脚本と監督を手がけている。マッカリー監督は、「『フォールアウト』を作るとき、トム(・クルーズ)にこの映画をイーサン・ハントの感情を描く映画にしたいと説明しました」と振り返る。そして、第7弾を製作するにあたり、「『フォールアウト』で学んだことをほかのすべてのキャラクターに応用したいと思ったんです。すべての登場人物に成長曲線を作りたい、と」と明かした。
しかし、すべての登場人物にフォーカスすると、「結果的には2時間40分の上映時間が必要であることがわかりました。あいにくカットできるシーンはひとつもありませんでした」と必然的に上映時間が長くなってしまったとのこと。この結果を考慮し、さらに物語を膨らませ、2部作として製作するアイデアが浮かんだのだという。
「ミッション:インポッシブル7(仮題)」は2021年11月19日、「ミッション:インポッシブル8(仮題)」は2022年に全米公開される予定。
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