新型コロナの影響で「ジュラシック・ワールド3」の撮影が無期中断に
2020年3月16日 13:30
[映画.com ニュース]新型コロナウィルスの流行を受け、実写映画作品の製作を全面休止したNetflixとディズニーに続き、米ユニバーサル・ピクチャーズが大人気シリーズ最新作「ジュラシック・ワールド ドミニオン(原題)」の撮影中断を発表した。米バラエティなどが報じている。
2015年に公開され、世界中でメガヒットを記録した「ジュラシック・ワールド」とその続編「ジュラシック・ワールド 炎の王国」(2018)に続く、「ジュラシック・ワールド」シリーズの第3弾となる本作は、2月末に英ロンドンでクランクインしたばかりだったが、新型コロナウィルスの感染拡大が世界各地で続くなか、ユニバーサルは「本作の撮影に携わる全キャストおよびスタッフの安全を考慮し、撮影を無期限延期とする決断を下しました」と声明を通じて発表。撮影再開の時期については、コロナウィルスをめぐる状況を慎重に観察し、近日中に決定のうえ発表するとしている。
「ジュラシック・ワールド」を世界的大ヒットへと導いたコリン・トレボロウ監督が再びメガホンをとる本作には、クリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードの主演コンビが続投するほか、シリーズの原点である「ジュラシック・パーク」(1993)のジェフ・ゴールドブラム、ローラ・ダーン、サム・ニールが、それぞれ同じ役柄で復帰を果たす。
フランク・マーシャルとパトリック・クロウリー製作のもと、エミリー・カーマイケル(「パシフィック・リム アップライジング」)と共同で脚本も手がけたトレボロウ監督は、シリーズの生みの親スティーブン・スピルバーグとともに製作総指揮も務める。
「ジュラシック・ワールド ドミニオン(原題)」は2021年6月11日に全米公開を予定しているが、撮影中断によって公開延期となるかについては、現時点で未定だ。