ハリケーン&津波、瀕死の婚約者、陸まで3200キロ…「エベレスト 3D」監督が実際の壮絶漂流記を映画化
2020年3月11日 13:00

[映画.com ニュース] 「エベレスト 3D」のバルタザール・コルマウクル監督が、1983年に太平洋上で実際に起きた壮絶な漂流記を映画化した「アドリフト 41日間の漂流」の予告編とポスターを、映画.comが先行入手した。シャイリーン・ウッドリーとサム・クラフリンが共演し、ハリケーンと津波に襲われ必死に陸を目指す男女のサバイバルドラマを紡ぐ。
41日間にわたる体験をつづり、2002年に出版された手記をもとにした本作。1983年、婚約したばかりのタミーとリチャードは、贅沢なヨットに乗りこみタヒチからサンディエゴへと旅に出た。しかし出発から2週間後、記録的なハリケーンに遭遇し、巨大津波に飲みこまれてしまう。船室にいたタミーが目を覚ますと、ヨットは操縦不能で無線もつながらず、やがて大怪我を負い波間を漂うリチャードを発見する。何とか彼を助け出したタミーは、セーリングの知識を総動員し、危機を乗り越えようと奮闘する。
「ダイバージェント」シリーズやドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」のウッドリーが、タミー役で主演を務め、製作総指揮にも名を連ねた。体当たりの演技が評価され、海外の批評家からは「本作で、尊敬すべき確固たる存在だと証明された」と絶賛されている。リチャードを演じるのは、「世界一キライなあなたに」で人気を集め、「ナイチンゲール」が控えるクラフリン。第85回アカデミー賞外国語映画賞のアイスランド代表作品として選出された「ザ・ディープ」や、集団遭難事件の実話を臨場感たっぷりに描いた「エベレスト 3D」を手掛け、サバイバル映画のスペシャリストとも称されるコルマウクル監督がメガホンをとった。
予告編の冒頭では、将来を誓い合ったタミーとリチャードの、6400キロメートルに及ぶ幸せな旅への船出を活写。しかし、予期せぬハリケーンや大津波がきっかけで、ふたりは極限状態に置かれてしまう。陸までは残り3200キロ――「何が何でも生き延びてみせるわ」と決意したタミーが、瀕死のリチャードの手当てをしたり、壊れたヨットを自力で修復したり、さらには食糧確保のため海に飛びこみ魚と格闘する場面が、リアリティたっぷりに映し出されている。
「セーリングが好きで、若いころはセーリング競技もしていたので、この映画の題材に惹きつけられた」と語る、自身も世界的なセイラーであるコルマウクル監督は、アカデミー賞撮影賞を3度受賞したロバート・リチャードソン撮影監督(「アビエイター」「ヒューゴの不思議な発明」)とタッグ。映像では、ふたりがこだわり抜いた迫力の巨大津波や、夕日に照らされる海の表情などを垣間見ることができる。
「アドリフト 41日間の漂流」は、4月10日(ヨットの日)から新宿バルト9ほか全国公開。
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