見えるのは、殺意だけ――エリザベス・モス主演「透明人間」5月公開!狂気の予告編も
2020年2月28日 18:00

[映画.com ニュース]「ソウ」シリーズの生みの親として知られるリー・ワネルがメガホンをとった「The Invisible Man(原題)」が、「透明人間」の邦題で、5月1日から日本公開されることが決定。あわせて、「見えるのは、殺意だけ。」というコピーを添えたポスタービジュアルと予告編もお披露目された。
「ゲット・アウト」「アス」を世に送り出したブラムハウス・プロダクションと、SFアクション「アップグレード」のワネル監督がタッグを組む本作は、ユニバーサルのクラシック・キャラクターにインスパイアされ、最先端の技術で恐怖と狂気に満ちた“透明人間”を描くサイコサスペンス。「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」でゴールデン・グローブ賞主演女優賞、エミー賞主演女優賞を受賞したエリザベス・モスが主演を務めている。
天才科学者の富豪・エイドリアンに“束縛”されていたセシリア(モス)は、ある夜、計画的に脱出を図った。悲しみに暮れたエイドリアンは、やがて手首を切って自殺。莫大な財産の一部は、セシリアに残されていた。そして、エイドリアンの死を疑っていた彼女の周囲で、偶然とは思えない不可解な出来事が重なっていく。命の危険を伴う脅威となって迫る“見えない何か”――セシリアは自身が襲われていること証明しようとするが、徐々に正気を失っていく。

予告編は、セシリアが最新の防犯システムが張り巡らされた豪邸から逃げ出す光景からスタート。豪邸の外に迎えにきた姉の車に乗り込み、ほっとしたのも束の間、家主のエイドリアンが追いつき“車窓を殴り割る”という横暴な一面を見せる。また、自殺したエイドリアンの遺書の内容も明らかに。「セシリア、僕たちの関係は完璧ではなかった。向き合って欲しかった」という文言とともに“5億円の遺産をセシリアへ遺贈”“ただし、セシリアに心神喪失の診断が下れば契約は無効”という意向が示されていた。
セシリアは「彼は自殺なんてしない」「彼はソシオパス――完璧に支配する」と話し、エイドリアンの死を信じようとはしない。誰もいないはずの空間から聞こえる吐息、勝手に火の勢いが強まるコンロ、そして曇りガラスに出現する手形。狂気に満ちた透明人間の存在に、セシリアは徐々に追い詰められていく。
「透明人間」は、5月1日に全国公開。
(C)2020 Universal Pictures
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