いま目にしているのは、何曜日の“僕”なのか―中村倫也「水曜日が消えた」予告編公開
2020年2月11日 08:00

[映画.com ニュース] 俳優の中村倫也が曜日ごとに入れ替わる7人の主人公を演じる「水曜日が消えた」の予告編とポスタービジュアルがお披露目された。映像では、“水曜日の僕”が消えたことで、平穏な毎日が崩れていくさまがサスペンスフルに映し出されている。
物語の主人公は、ひとりの人間の内側で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている“7人の僕”。最も地味でつまらない人物、通称“火曜日”の視点でストーリーが紡がれていく。次の時代を担う気鋭の映像クリエイター100人を選出するプロジェクト「映像作家100人2019」に選ばれた吉野耕平監督が本作で長編映画デビューを果たし、オリジナル脚本とVFXも手掛けた。
「影裏」「騙し絵の牙」など話題作が数多く控える中村が、1人7役という難役に挑戦。「架空OL日記」に出演する石橋菜津美が7人の僕を知る元同級生・一ノ瀬、「パンとバスと2度目のハツコイ」「愛がなんだ」の深川麻衣が物語のカギを握る図書館司書・瑞野に扮する。さらに、7人の僕を少年時代から見守る医師・安藤役のきたろう、新任医師・新木役の中島歩が共演し、「ゲスの極み乙女。」のベース担当・休日課長が“月曜日”の友人・高橋役で映画初主演を果たしている。
予告編は、“火曜日”が「毎日言っていることが違うから、ろくに友達もできない」とこぼす、7人の奇妙な生活をコミカルに切り取っている。しかし、“水曜日”が消えたことで事態は一変。「あなたの中で異変が起きています」(新木)、「水曜日に来てたんだ」(一ノ瀬)、「他の日も会えませんか?」(瑞野)など、謎めいたセリフが続く。さらに、7人を演じ分ける中村が「仲間っていうか……共犯者?」「僕を見張れって?」と意味深な言葉を発するが、今目にしているのは果たして何曜日の僕なのか――。斬新な設定が導く予測不能な物語への期待が高まる映像に仕上がった。
ポスターは、割れたガラスのような亀裂が入った中村をとらえた、見る者の不安をかき立てる仕上がり。「水曜日が消えた」は、5月15日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。
(C)2020「水曜日が消えた」製作委員会
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