【第92回アカデミー賞】主演女優賞は「ジュディ 虹の彼方に」レニー・ゼルウィガー
2020年2月10日 13:14

[映画.com ニュース]第92回アカデミー賞の授賞式が2月9日(現地時間)、米ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、「ジュディ 虹の彼方に」のレニー・ゼルウィガーが主演女優賞を受賞した。
大学在学中に演劇の授業を受けていたことから、演劇にのめり込み、舞台やTVなどで活躍するようになる。リチャード・リンクレイター監督の「バッド・チューニング」(93)でスクリーンデビューし、トム・クルーズの相手役を演じた「ザ・エージェント」(96)でブレイク。13キロ体重を増やしてイギリス英語をマスターするなど役作りを徹底して臨んだ「ブリジット・ジョーンズの日記」(01)では、多くの女性の共感を呼び、アカデミー主演女優賞候補となった。翌年「シカゴ」でも同賞にノミネートされ、03年に「コールド マウンテン」でアカデミー助演女優賞を受賞した。
今作で、「オズの魔法使」で知られるミュージカル女優のジュディ・ガーランドを歌唱シーンと共に熱演したゼルウィガーは、「この1年、世代や文化を超えてジュディ・ガーランドの功績を称える会話を重ねるなかで、ヒーローは、私たちを結びつけてくれる存在だということを認識しました。私たちがヒーローに賛辞を送るとき、私たちはひとつだと思い出すことができるからです」と述べ、「ジュディは、人生でこのような栄誉を受けることはありませんでした。私たちは映画を作り始めたときからずっと、彼女の伝説を称賛し続け、それがいまこの瞬間に繋がっているのです。また同時にこの瞬間は、個性的で、並外れていて、寛大な心を持った彼女の伝説が、どのアーティストの功績をも超越したことの証明になったと思います。ジュディ、あなたは間違いなく私たちを結びつけるヒーローのひとりです。この賞を、あなたに捧げたいと思います」と、自身が演じた大女優の偉業を称えた。
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