元「乃木坂46」の衛藤美彩、映画の魅力に開眼「どっぷり浸かりそう」
2020年2月8日 12:45

[映画.com ニュース] 宮下奈都氏が2004年に発表した小説デビュー作を映画化した「静かな雨」の公開記念舞台挨拶が2月8日、東京・シネマート新宿で行われ、ダブル主演の俳優・仲野太賀と元「乃木坂46」の衛藤美彩、共演するでんでん、中川龍太郎監督(「四月の永い夢」)が出席した。
大学で生物考古学研究助手をしている行助(仲野)と、交通事故の後遺症で記憶が1日経つと消えてしまうたい焼き屋店主・こよみ(衛藤)の交流を描く。2019年に開催された第20回東京フィルメックスで観客賞を受賞した。
仲野と中川監督は「走れ、絶望に追いつかれない速さで」(2015)に続くタッグで、「現場では太賀とぶつかることもあり、気まずい時間も流れた」(中川監督)、「同世代だし、意見交換で激しめのディスカッションあったかも(笑)」(仲野)。そんな現場の雰囲気を和らげたのが、衛藤の存在だったといい、仲野は「衛藤さんには現場を明るくするパワーがあって。支えられましたし、感謝しています」と話していた。

衛藤にとってはグループを卒業し、初めての映画出演となり「不安も大きかったが、皆さんに支えていただき、今日はとてもうれしい気持ちでいっぱいです」と封切りに感無量。「現代を丁寧に生きる姿が描かれているので、きっと何かを考えさせられるはず。皆さんの記憶に残れば」とアピールし、「映画っていいなと思いました。映画界の魅力にどっぷり浸かりそう」と瞳を輝かせた。
ベテランのでんでんは「無音のシーンがものすごく多いから、映画を見ながら、耳が遠くなったのかなと思った」と笑いを誘い、「太賀くんと衛藤さんがきめ細かい演技をしていて、すばらしかった。新藤兼人監督の『裸の島』を彷ふつとさせるシーンもあって、共演者としてしびれましたね」と激励。「監督はちょっとテンパっていたよね(笑)」とスパイスも効かせた。
舞台挨拶には原作者の宮下氏が駆けつけ、2月7日に27歳の誕生日を迎えた仲野に花束のプレゼント。「とても美しい恋愛映画を見た。本当にいい映画になっていて感激しています」と太鼓判を押すと、仲野は「すばらしい原作なので、汚さないよう丁寧に映画化していこうと。個人的にも濃密な時間が刻まれた作品になった」と誇らしげだった。
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