静かな雨

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解説

映画化もされた本屋大賞受賞作「羊と鋼の森」で知られる宮下奈都が2004年に発表した小説デビュー作を、「ポンチョに夜明けの風はらませて」「町田くんの世界」の仲野太賀と、「乃木坂46」を卒業し、これが映画初出演となる衛藤美彩のダブル主演で映画化。大学で生物考古学研究助手をしている行助は、こよみという女性が1人で経営するたい焼き屋に通うようになり、2人は徐々に親しくなっていく。しかしある朝、こよみは交通事故に遭い、意識不明となってしまう。こよみは奇跡的に意識を取り戻すが、事故の後遺症で記憶に障害があることが判明する。事故以前の記憶は残っているが、意識を取り戻してからの記憶は1日経つと消えてしまう。行助は新たな記憶が刻まれることのないこよみと、以前と変わらずに接していこうとするが……。監督は「四月の永い夢」の中川龍太郎。2019年・第20回東京フィルメックス観客賞受賞。

2019年製作/99分/G/日本
配給:キグー

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(C)2019「静かな雨」製作委員会/宮下奈都・文藝春秋

映画レビュー

5.0ここユキさんち?雨、あがったんだね。

栗太郎さん
2020年6月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

中川龍太郎監督の映画には、いつも慎み深い若者が出てくる。それは、遠慮なのか、卑屈なのか、諦めなのか、どこか精気の薄い印象から始まる。そしていつもそれとは異質の他者に触発されて、歩みだす。けして派手ではない。他人からしたらたいした進歩もみえないようなこともある。だけど、本人の内面は格段に成長を遂げている。心が豊かに。その静かな過程を見届けているこちら側の心を、たっぷりと温かな水で満たしてくれるように。
中川監督は、”過ぎる”演出はしない。そこは観客が自分の世界を作り上げるところ。だから、なぜ行助が足を患っているのか、こよみが鯛焼き屋を営んでいるのか、は不要。そのおかげで劇中の気づきのたびに、はっとする。時には胸が苦しくなるのだ。

まだ知り合ったばかりの行助が階段の下でサヨナラをしたのは、その足のせいだったのだろうか。僕はそこに彼の自尊心を見た。この人には蔑まれたくないという虚栄を。そしてそのとき、静かに雨が降り出したのだ。そこがうまいんだよなあ(ここは原作と描写が異なっていた。個人的には映画のほうが好み)。これで、毎朝聞いてくるこよみの問いかけが活きてくる。切なく、狂おしく。おまけに母親の「ああいい天気やなあ。何があっても、晴れるんやなあ。」までも脳でリフレインされて、餡子に足した絶妙な塩味のようになっているし。じゃなけりゃ、フライパンにポタっと落とした二つ目の卵で泣けるか?って思う。そして僕だったら、行助のように、また、いちから繰り返される日常に耐えられるのか?って自分に問いかけている。
”シーシュポスの岩”のような日常を受け入れていた行助。昔の恋人は忘れることがないのに、自分との思い出は毎日リセットされる苦痛が彼を襲う。それは屈辱でもある。だからあれほど感情をあらわにしたのだ。苦労を嫌がったのではなく、こよみの世界の中に自分が存在しない虚無感が、彼の心を荒らしたのだ。そこで目にしたブロッコリのメモが、リスの貯食行動とリンクされる。それはこよみの、行助の嗜好を忘れまいとする努力と、それが成さない無力。行助でなくたって胸が苦しくなってくる。それと同時に、隠し味のザリガニの話も老人の日記の話も、一緒に頭の中で煮込まれていく。そこに、ドローンでバーンと住宅街の向こうに現れる朝焼けだ。それはまるで、未知でまだほの暗い二人の未来。スクリーンに圧倒されて、眼を見開き、画面をも吸い込んでしまうかのように、大きく口を開けて息を呑んでしまった。落ち着いた僕は、大丈夫、二人の世界は同じじゃなくても、しっかりとお互いの世界にお互いは存在しているよ、と声を掛けたい気分だった。

帰り道、原作本と立原正秋『冬の旅』をさっそくポチり、スーパーで小豆とザラメ糖を買った。

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栗太郎

2.0静かなラブストーリー

隣組さん
2020年5月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

緊急事態宣言解除により4月4日以来、41日振りに劇場鑑賞しました。
静かに淡々と進むせつないラブストーリーですが、メリハリがなく見せ場も特にないため途中で飽きてしまい眠気に襲われた。美味しそうなたい焼きが一番印象的でたい焼きが食べたくなった。
2020-71

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隣組

4.0静かな雨、確かな足音

ryotaさん
2020年3月1日
iPhoneアプリから投稿
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ryota

4.0【静やかな日常の中の”不連続性”を優しい視点で描く。】

NOBUさん
2020年2月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

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NOBU
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