井筒和幸監督版「ゴッドファーザー」! 激動の昭和史を紡ぐ8年ぶりの監督作「無頼」5月公開
2020年1月24日 12:00

[映画.com ニュース] 井筒和幸監督の約8年ぶりとなる最新作「無頼」が、5月16日に公開されることがわかった。「EXILE」の元パフォーマー・松本利夫と、「純平、考え直せ」「ここは退屈迎えに来て」の柳ゆり菜が共演。やくざ者たちの群像劇を通し、誰もが“欲望の資本主義”を追いかけた激動の昭和史をあぶり出す。
敗戦直後の動乱期から奇跡の高度経済成長を経て、政治をめぐる混乱やオイルショック、さらにバブルの狂騒と崩壊まで――激しく変転を続けた昭和という時代。物語の主人公は、貧しさにあえぎ世間の冷たい眼差しにさらされながら、何にも頼らず、ただ己の内なる掟に従って真っ直ぐ生きた男。やがて家族を作り、自身と似た境遇のはみ出し者たちを束ね、命懸けで裏社会を駆け上がっていく。
「パッチギ!」「黄金を抱いて翔べ」など、社会のはみ出し者を冷徹かつ共感に満ちた眼差しで描いてきた井筒和幸監督が、様々な事件や社会風俗を盛りこみながら、“もう一つの戦後史”を紡ぐ。フィクションという形で社会の本質を探り、昭和を突き動かしてきた大衆の欲望を可視化する、井筒版「ゴッドファーザー」とも言えるハードエンタテインメントを撮りあげた。

「謝罪の王様」「影に抱かれて眠れ」の松本が、アウトサイダー役で主演。柳は、彼の人生を支えた妻・佳奈を演じる。そのほか日本屈指のドラマーとして名高い中村達也をはじめ、ラサール石井、小木茂光、木下ほうか、升毅、隆大介、外波山文明、フォークシンガーの三上寛らが共演し、オーディションで選ばれた総勢300人の俳優陣が顔をそろえている。
井筒監督は「時代や設定こそ違えど、登場人物たちは誰もが社会から無用とされ、貧困と差別、汚辱に暴力で抗ってきた『寄る辺なき者たち』だと言えます」と、これまでのフィルモグラフィを振り返る。「『無頼』でもやはりスクリーンを彩るのは、欲望の昭和を徒手空拳で生き抜いた、文字どおり無頼の徒たちです」と訴え、「アウトロー社会という、世間の良識から排除されたネガ画像をあえて描くことで、僕なりの昭和史を逆照射してみたいという思いもありました。ことの是非を語るのではなく、ただ、こんなふうに無頼な生き方を通した男たちがいたということを、現代の若者に見せたいと思ったんです。そして、自分を抑えつけるあらゆる抑圧に対して一歩も引かなかった彼らの人生を通じて、『くじけるな、寄る辺なきこの世界を生き抜け』と励ましてあげたい。それがこのシャシンに込めた、映画作家としての僕の願いです」とコメントを寄せた。
「無頼」は、5月16日から東京・新宿のK's cinemaほか全国で順次公開。
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