松坂桃李、ハロプロオタクに! 今泉力哉監督×冨永昌敬が「あの頃。」を実写映画化
2020年1月20日 07:00

[映画.com ニュース] 俳優の松坂桃李が、劔樹人氏の自伝的コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」を実写映画化する「あの頃。」に主演し、「ハロー!プロジェクト」(ハロプロ)に青春を捧げるアイドルオタク役に扮することがわかった。「愛がなんだ」「アイネクライネナハトムジーク」の今泉力哉監督がメガホンをとり、「素敵なダイナマイトスキャンダル」の冨永昌敬が脚本を手掛ける。
大学院受験に失敗し、地獄のようなバンド活動を続けながら、“金なし、彼女なし”のどん底生活を送っていた主人公・劔樹人(つるぎ・みきと)。ある日、人気アイドル・松浦亜弥のMVを見て「ハロー!プロジェクト」にどっぷりハマり、情熱を傾けるようになる。ケチで下ネタ好きのコズミンをはじめ個性的な面々とともに、学園祭でアイドルの啓蒙活動をしたり、「恋愛研究会。」というバンドを結成したり……、振り返ると「どうかしていた」としか思えない、くだらなくも愛おしい青春を謳歌していた。しかし時は流れ、仲間たちはアイドルよりも大切なものを見つけ次第に離れ離れになっていく。ある日、劔はコズミンが癌に冒されていることを知り、久々に「恋愛研究会。」のメンバーと再会を果たす。
“中学10年生”の夏休みのような、遅すぎる青春の日々を満喫する劔を演じるのは、「新聞記者」「蜜蜂と遠雷」などの話題作が相次ぐ実力派俳優・松坂。「誰しもが持っているであろう“あの頃”。その時間にどんな思いがあって、どんな出来事があって今の自分が生きているのか。原作者の劔さんのお話を伺った時、自分も“あの頃”に触れた時、ふと感じ入るものがありました」と作品の印象を明かす。
「mellow」「his」を手掛け、登場人物の心の機微を繊細に映し出してきた今泉監督は、松坂と冨永とのタッグに喜びをにじませ、「原作よりもくだらなくてだらしない日常を生み出せたらなと思っています」と語る。冨永は「僕の友人たちが、この作品を通じてみなさんの友人のように思えたなら」という、原作にあるあとがきの結びにしびれたといい、「作者の登場人物に対する『なれなれしさ』はすこぶる心地よく、脚本を書きながら、まるで自分の友人がそこにいるみたいな親近感を持ちました。そして登場人物への『なれなれしさ』とは今泉監督の絶大な美点でもあります。この映画がみなさんのよき友人となり、笑いも涙もともにしてくれることを心から願っています」とコメントを寄せた。
原作者の劔氏は、「私の人生で忘れることのできない大事なひと時と、自慢の友人たちを記録した大切な作品ですので、映画の力で多くの方に伝わり、さらに愛する『ハロー!プロジェクト』が、一層盛り上がるきっかけになれば、私のアイドルオタク人生に思い残すことはありません」と胸中を吐露。「主演の松坂桃李さんには、『モーニング娘。』のコンサートも一緒に見に来て頂き、その熱心な気持ちに、私のほうが感激して勇気をもらってしまいました。人生って素晴らしい。必ずkeep your smileで、笑顔に涙な作品になると思います!」と力強くアピールした。
「あの頃。」は、2021年に全国公開予定。
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