郵便配達員が33年かけ“DIY宮殿”を完成させた理由とは?「シュヴァルの理想宮」本編映像
2019年11月30日 11:00
[映画.com ニュース] フランスの郵便配達員シュヴァルが33年の歳月をかけ、手作りで完成させた“おとぎの国の宮殿”の誕生秘話を紡ぐ「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」の本編映像を、映画.comが先行入手した。専門的な知識も技術もないシュヴァルが、愛娘の手を借りながら1つ1つ石を積み上げ“DIY宮殿”を形作っていく、途方もない作業の一端がおさめられている。
パブロ・ピカソやアンドレ・ブルトンら著名な芸術家たちが絶賛し、仏政府指定の重要建造物となった奇想の宮殿「シュヴァルの理想宮」が誕生するまでの物語。寡黙で不器用な郵便配達員シュヴァルはある日、仕事中に変わった形の石につまずいたことをきっかけに、娘アリスのために宮殿を建てるという奇想天外な挑戦を思いつく。村人たちに変人だと馬鹿にされながらも、来る日も来る日もたったひとりで石を運び、積み上げ続けるシュヴァルだったが、行く手には過酷な運命が待ち受けていた。
本編映像では、黙々と宮殿づくりに没頭するシュヴァルと、父を手伝うアリスを活写。田舎町の山道で拾い集めてきた複雑な表情を持つ石の中から、形や大きさを丁寧に選び建物へと加えていく。手も服も汚し作業するシュヴァルは、隣で石を渡し笑いかけるアリスに優しくほほ笑み返す。シュヴァルにとって、宮殿づくりは娘への“究極の愛情表現”であり、深い愛と情熱が凝縮された映像となった。
さらに、映像の最後には理想宮の建設途中の姿も映し出されている。撮影時は、現存する理想宮にグリーンシートをかけ、CG処理を施し初期の様子を再現するという大胆な作業が行われた。現地の全面的なサポートと修復師の助言のもと、リアリティあふれる映像が作られている。
「レセ・パセ 自由への通行許可証」で第52回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀男優賞)に輝いた名優ジャック・ガンブランが途方もない夢を実現させた風変わりな男シュヴァル、「パリの恋人たち」が控えるレティシア・カスタがシュヴァルを見守り支える妻を演じる。「グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子」のニルス・タベルニエ監督がメガホンをとった。
「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」は、12月13日から全国で公開。
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