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岡村隆史が映画に出演する理由 謙虚な姿勢が生み出す唯一無二の俳優像

2019年11月23日 08:00

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取材に応じた岡村隆史
取材に応じた岡村隆史

[映画.com ニュース] ナインティナインの岡村隆史が、11月22日公開の「決算!忠臣蔵」で時代劇に初挑戦。大石内蔵助役の堤真一とのダブル主演で、赤穂藩の勘定方・矢頭長助を演じた。身分が上の内蔵助に苦言を呈するやり取りなど、随所でしっかりと笑いも取る。それでも、「お笑いをやっているから映画に呼んでもらえる」という姿勢を崩さない。その謙虚さが、唯一無二の俳優像を生み出している。

「全く時代劇にふれてこなくて、ただただビックリしたというか、でかいなあという感じは受けました。忠臣蔵は大石内蔵助の話なんで油断していたら、お金の話で矢頭長助というずっとお金の計算をしている人ってなって、そうしたらそろばんもやらなあかん。どんどんやらないかんことが増えて、不安も大きくなっていきました」

お家取りつぶしとなった赤穂藩士たちが、吉良邸討ち入りにかかる莫大な費用をめぐり、金に無頓着な“戦担当”の番方と勘定方がせめぎ合う“あだ討ちシミュレーション活劇”。堤とは2014年「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」に続く共演。共に関西人ということもあり、既にコミュニケーションが取れていたことも奏功したという。

「当たり前なんですけれど、すごいなあと思って見ていましたね。『開城しよう』っていうセリフひとつでも、こんなにパターンがあるかっていうくらいやりはるんですよね。撮影の合間も普通におしゃべりしてくれはるし、それが大きかったですね。笑いの部分も引っ張っていただいたし、堤さんじゃなかったらもっとぶっ飛んでいたかもわからない」

その「開城しよう」が放たれる、赤穂藩の面々が勢ぞろいする評定会議のシーンがクランクインから3日かけて撮影された。その数約90人。しかも男ばかりとあれば、壮観な景色になることは想像に難くない。

「こんないっぱいおるんやって圧倒されました。そうそうたる感じで妻夫木(聡)くんもいましたし、役者だけやのうて吉本の超ベテランの(西川)きよし師匠やキム兄(木村祐一)もいる中でしたから、とにかくセリフをちゃんと覚えて失敗しないようにということでした」

寒さが厳しい冬の京都でも「ちょっと熱かった現場」と振り返るように、共演者と苦楽を共にして徐々に絆を深めていった。そんな手応えをつかんだ矢先に迎えたクランクアップ。中村義洋監督の「いい感じになってきて、もうちょっとでしたね」という言葉が強く印象に残っている。

「監督とよく仕事をする人は、監督をいじったりしておもろいなあと思って見ていたんですけれど、僕もちょっとコントができるくらいの関係性ができ始めた時やったんでね。もうちょっとがお芝居のことか皆との関係性かは分からないですけれど、映画って皆と腹を割って話ができるようになったら『お疲れさま』ってなるんで、ただただ寂しくなるんです」

それだけ映画に心を込めていることの証左だろう。その原点は、ナイナイとしての初主演「岸和田少年愚連隊」(1996)。さらに、2000年の日本アカデミー賞授賞式で高倉健さんと出会い「一緒にお仕事しましょう」と言われたことが大きな転機に。10年に体調を崩した休養していた時も、激励の手紙が届いた。そして12年、健さんの遺作となった「あなたへ」での共演が糧となっている。

「健さんみたいなお芝居はできないですけれど、映画に出ていたら健さんが見てくれるんちゃうかなという思いはあります。忠臣蔵も見てくださいって言えたかも分からないですね」

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