ビル・コンドン監督「クリスマス・キャロル」を映画化
2019年11月18日 15:45

写真提供:アマナイメージズ
[映画.com ニュース]大ヒット映画「美女と野獣」のビル・コンドン監督が、米ウォルト・ディズニーと再タッグを組み、「クリスマス・キャロル」をもとにした新作ミュージカル映画「Marley(原題)」のメガホンをとることがわかった。「ポカホンタス」「プリンス・オブ・エジプト」のオスカー作曲家スティーブン・シュワルツが音楽を手がける。
英文豪チャールズ・ディケンズの1843年の小説「クリスマス・キャロル」は、19世紀のロンドンを舞台に、スクルージ&マーレイ商会を経営する守銭奴エベネーザ・スクルージが過去、現在、未来の3人のクリスマスの精霊とともに時間旅行をすることによって改心していく姿が描かれるファンタジー。
米ハリウッド・レポーターによれば、新作はディケンズの名作をもとに、コンドン監督が自ら脚本を執筆した。スクルージの亡き共同経営者ジェイコブ・マーレイの視点から、物語が描かれるようだ。原作では、クリスマス前夜にマーレイの幽霊が強欲なスクルージの前に現れ、生前の報いを受けた自分の姿を見せながら生き方を正すよう諭し、3人の精霊の訪れを告げる。
ちなみに、「クリスマス・キャロル」はこれまでにビル・マーレイ主演「3人のゴースト」(88)や、マイケル・ケイン主演「クリスマス・キャロル(1992)」など何度も映像化されている。現在も、アップルが製作するライアン・レイノルズ&ウィル・フェレル主演の新作実写ミュージカル映画の企画が進行中だ。
コンドン監督は、ニコラス・サールの小説をもとに、ベテラン詐欺師と裕福な未亡人との駆け引きを描く新作スリラー「The Good Liar(原題)」(ヘレン・ミレン&イアン・マッケラン主演)が11月15日から全米公開。
(映画.com速報)