英文学の傑作「クリスマス・キャロル」誕生秘話を映画化、特報公開
2018年8月21日 15:00

[映画.com ニュース]世界中で愛される英小説家チャールズ・ディケンズによる傑作「クリスマス・キャロル」の誕生秘話を描いた感動ファンタジー「Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男」が11月30日に公開されることがわかった。あわせて披露された特報では、ディケンズと彼が創り出したキャラクターが織りなす、心温まる物語をとらえている。
家族が集まり贈り物を交換し、お互いの幸せを祈るクリスマス。そんな聖なる夜のルーツには、ディケンズ作「クリスマス・キャロル」の影響がある。時代を超えて読み継がれる物語誕生の舞台裏に迫った今作は、暗い過去を抱えるディケンズが、家族の大切さに気付き、やがて自身の小説に思いを託す様子が描かれており、大切な人たちと過ごすクリスマスシーズンをあたたかく包みこむ新定番となる。
1843年、ヒット作に恵まれず、家族と貧乏生活を送っていた小説家ディケンズ(ダン・スティーブンス)。新作の執筆を通して小説の世界に深く入りこみ、やがて現実と幻想の境目が曖昧になっていく。後に自身が生み出す名作「クリスマス・キャロル」の主人公・スクルージ(クリストファー・プラマー)にインスピレーションを与えられながら、創作を通して、幼少期の隠された記憶や父親との確執と向き合い、やがて家族への思いやりに目覚めていく。

主演を務めるスティーブンスは、ケンブリッジ大学で英文学専攻に所属しており、どのような若き日のディケンズ像を創り上げるのか注目だ。オスカー俳優プラマーは、ディケンズの分身のように現れるスクルージに扮し、偏屈ながらもユーモアにあふれた魅力的なキャラクターを体現した。また、息子の名声に頼ってばかりだが、どこか憎めないディケンズの父親にジョナサン・プライス。イギリスの実力派俳優たちが、クリスマスの奇跡の物語を届ける。
特報には、ディケンズがスクルージを生み出す瞬間を予感させるシーンや、同じく小説に登場する過去、現在、未来をつかさどる3人の幽霊の姿が映し出されている。また、「クリスマス・キャロル」を読んでいなくても楽しめる吹替版も製作されており、家族そろって鑑賞できる作品となりそうだ。
なお本作は第31回東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれている。「Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男」は、11月30日から東京・新宿バルト9ほか全国公開。
(C)BAH HUMBUG FILMS INC & PARRALLEL FILMS (TMWIC) LTD 2017
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