J・ムーア&渡辺謙「ベルばら」タッチに!「ベル・カント」池田理代子描き下ろしイラスト公開
2019年10月31日 12:00

[映画.com ニュース] ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮ら日米豪華キャストが結集した映画「ベル・カント とらわれのアリア」から、「ベルサイユのばら」の作者で声楽家の池田理代子氏が描き下ろしたイラストが披露された。
本作は、Amazonベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに輝いた、アン・パチェット氏のベストセラー小説「ベル・カント」を、「アバウト・ア・ボーイ」のポール・ワイツ監督が実写映画化。1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得た、テロリストと人質の予期せぬ交流を描き出す。
池田氏描き下ろしのイラストは、オペラ歌手ロクサーヌ・コス(ムーア)の艶やかな姿を中央に、次第に心を通わせる、実業家ホソカワ(渡辺)とロクサーヌが見つめ合うカット、そしてテロリストの姿が描かれている。薔薇も添えられ、池田氏による名作「ベルサイユのばら」を彷彿とさせる世界観で本作が表現された。
オペラ歌手としても活躍する池田氏は、本作を鑑賞し「マイクを通さない生の歌声が、如何に空気を振るわせて人間の聴覚を刺激し、感動を与えるか。それこそがまさにベル・カントの神髄であり、このような奇跡をも生み出し得るのだと実感した」と感想を述べる。
著名人によるコメントも公開され、ミュージカルで活躍する俳優の井上芳雄は「歌の力を感じる映画でした。違う立場の人達が向き合い、生活を共にする中に、幻のユートピアを見た気がします」、女優の檀れいは「芸術や学ぶことによって人質とテロリストから、平和を愛するただの人間になる。心と心が寄り添うその温かな時間は、人種を飛び越え人間としての大切なものを教えてくれる。宝物のような1本だ」と、それぞれ絶賛している。
「ベル・カント とらわれのアリア」は11月15日から全国公開。
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