トラブル続きの「ボンド25」ようやくクランクアップ
2019年10月31日 11:00
[映画.com ニュース] シリーズ25作目となる「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」が、ようやくクランクアップしたことが明らかになった。「007」公式インスタグラムはこのほど、カチンコを抱えたダニエル・クレイグとキャリー・ジョージ・フクナガ監督のツーショット写真を掲載。「#NoTimeToDieのクランクアップ」とコメントを添え、撮影終了を報告している。
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は、これまでに数々のトラブルに見舞われている。当初、メガホンをとる予定だったダニー・ボイル監督(「スラムドッグ$ミリオネア」「イエスタデイ」)が「クリエイティブ面での見解の相違」を理由に急きょ降板したため、2018年12月のクランクインが延期に。引き継いだフクナガ監督は、今年4月下旬にジャマイカでのクランクインに漕ぎ着けたものの、アクションシーンの撮影中にクレイグが足首を負傷し、撮影が一時中断となった。そして今年6月、本拠地である英ロンドンのパインウッド・スタジオで撮影を再開させると、今度は爆発事故が発生し屋根の一部が吹き飛び、スタッフひとりが負傷したと報じられていた。
だが、その後は順調に推移したようだ。インスタグラムの写真には、「2020年4月に映画館で会いましょう」とコメントが添えられていることから、当初の予定通り20年4月に世界公開される模様。ちなみに今回は現役を退き、ジャマイカで平穏な暮らしをしていたボンド(クレイグ)のもとに、旧友のCIA局員フェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)が助けを求めてくるというストーリーになるようだ。
「007」シリーズのベテランのニール・バービス&ロバート・ウェイドによる脚本を、スコット・Z・バーンズ(「ボーン・アルティメイタム」)とフィービー・ウォラー=ブリッジ(「フリーバッグ」)がリライトしている。