中山美穂&豊川悦司、24年ぶりの岩井俊二監督作!「Love Letter」から「ラストレター」へ
2019年10月30日 04:00

[映画.com ニュース] 女優の中山美穂と俳優の豊川悦司が、希代の映像作家・岩井俊二監督の最新作「ラストレター」に出演し、映画としては同監督の傑作「Love Letter」(1995)以来24年ぶりの共演を果たしていることがわかった。今回の出演は、岩井監督からのオファーで実現したそうで、ふたりとも二つ返事で快諾したという。
「Love Letter」公開から約四半世紀、舞台は北海道・小樽から岩井監督の故郷・宮城へ。名ゼリフ「お元気ですか?」がブームになった「Love Letter」は、国内の主要な映画賞を総なめにし、世界でも絶賛されたが、今作で岩井監督が再びふたりを新たな境地へと誘う。岩井監督は「中山美穂さん、豊川悦司さん、3人が同じ現場というのは『ラブレター』以来でした。撮影は夏の盛りの仙台でしたが、なにかそこが冬の小樽で外は雪が降っているような気分になりました。『ラストレター』と『ラブレター』が地続きの同じ世界の物語に一瞬思えました」と述懐している。
松たか子、広瀬すず、福山雅治、神木隆之介、森七菜、庵野秀明ら、そうそうたる顔ぶれが居並ぶ「ラストレター」は、手紙の行き違いをきっかけに始まった2つの世代の男女が繰り広げる恋愛、それぞれの心の再生と成長を描いたオリジナルストーリー。
姉・未咲の葬儀でその娘の鮎美(広瀬)と出会った裕里(松)は、未咲に届いた同窓会の案内、鮎美に残された手紙の存在を知らされる。やがて未咲の死を知らせるため裕里は同窓会を訪れるが、学校のヒロインだった姉と勘違いされてしまい、初恋の相手・鏡史郎(福山)と再会を果たす。それから、裕里と鏡史郎の不思議な文通が始まる。裕里は未咲のふりをして手紙を書き続けていたが、その内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまった。鏡史郎(回想:神木)、未咲(回想:広瀬)、裕里(回想:森七菜)の学生時代の淡い初恋の思い出を辿りだす鮎美。ひょんなことから彼らを繋いだ手紙は、未咲の死の真相、過去と現在、心にふたをしてきたそれぞれの初恋の思いを、時を超えて動かしていく。
豊川は未咲の元恋人・阿藤を演じ、中山は阿藤の同居人・サカエに扮する。出演シーンは多くないものの、未咲の過去に絡む非常に重要なパートを担う役どころを担った。岩井監督作への“復帰”を願っていたという中山は、「岩井監督は普段とてもほんわかした感じの方ですが、現場に入るとスイッチが入り、少年のようにまっすぐで、独特の世界観があり、現場にいると異次元にいるような感覚になります。ですので、撮影現場はとても楽しいです」と堪能した模様。豊川との“邂逅”についても、「今回共演シーンは少ないのですが、それでも今までのふたりの歴史があるので、短い共演シーンの中でも積み重ねてきた何かがスクリーンには映っているのではないかと思います」と話している。
一方の豊川は、「出演シーンは少ないですが、とても重要な役をいただいたので、どっぷり岩井監督の頭の中に浸かるつもりで芝居しました。とても充実感のある現場でした」と胸中を告白。さらに、「中山さんは冷凍保存されてきたみたいで(笑)、全然変わっていないです。もう少しご一緒にお芝居をしたかったです。それは、また次回に。20年後といわず、来年くらいにでもご一緒したいですね」とファンを喜ばすコメントを寄せた。
「ラストレター」は、2020年1月17日から全国で公開。
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