のん、片渕須直監督、宮野真守、花澤香菜らがTIFFで“アニメ&映画愛”発信
2019年10月28日 20:00

[映画.com ニュース]第32回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが10月28日、東京・六本木ヒルズで行われた。近年は毎年アニメーション特集を組み、今年も「ジャパニーズ・アニメーション THE EVOLUTION OF JAPANESE ANIMATION/VFX」部門を設けるなどアニメ分野にも注力してきた同映画祭。レッドカーペットには、特別招待作品部門のアニメ映画「HUMAN LOST 人間失格」キャストの宮野真守、花澤香菜、「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の主演声優・のん、片渕須直監督らが登壇しアニメファンを喜ばせた。
太宰治の名著を大胆にアレンジした「HUMAN LOST 人間失格」は、「PSYCHO-PASS サイコパス」「踊る大捜査線」の本広克行をスーパーバイザーに迎え、監督を「アフロサムライ」の木崎文智、脚本を「マルドゥック・スクランブル」の冲方丁が務めるなど豪華クリエイターが結集。レッドカーペットに登場するなり、多数のファンから「マモー!(宮野の愛称)」と熱烈なラブコールを受けた宮野は「この作品は、日本が打ち出すダークヒーローモノです。かなり激しいアクションのある、エンタテインメント作品になっております。ぜひご覧ください」とにこやかに作品をアピールする。

一方の花澤も、真っ赤なドレス姿でファンを魅了し「かわいい!」と熱い歓声をあびる。インタビューに応じた際には、不思議な力をもった少女・柊美子を演じるうえでの苦労を「彼女は誰からも愛されなければいけないと思っているので、清潔感や『良い子なんだろうな』という感じをのせられないかなと思いながら演じさせていただきました」と説明した。
こうの史代氏の漫画が原作のアニメ映画「この世界の片隅に」に新規シーンを追加した「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」からはのん、片渕監督、プロデューサーの真木太郎氏が登壇。主人公すずを演じたのんは、「このような場に呼んでいただけて本当にうれしいです。私のなかで大切な作品になっているので、見ていただける機会ができてうれしく思います」と作品に対する愛をにじませる。
前作「この世界の片隅に」は、2016年11月12日の公開以来、1日も途絶えることなくロングラン上映が続き“映画の力”を証明してきた。片渕監督は、「3年前の今日、東京国際映画祭で『この世界の片隅に』が初めて一般の方の前に登場して。それから3年経って、また新しい映画になって戻ってくることできました」と感慨深げに語りながらも、今作の製作状況を「実はまだ完成してないんですね。今晩、編集室に行って完成させます。お楽しみに」と報告した。

新設された「ジャパニーズ・アニメーション」部門は、「THE EVOLUTION OF JAPANESE ANIMATION/VFX」と題し、日本のアニメーションとVFXの歴史を掘り下げる。東京国際映画祭プログラミング・アドバイザー/明治大学大学院特任教授の氷川竜介氏(https://anime.eiga.com/news/column/tiff2019_news/109738/)、「海獣の子供」を手がけた渡辺歩監督のほか、「ウルトラQ」からケムール人、ガラモン、カネゴンと人気怪人&怪獣も駆けつけ異彩を放っていた。
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